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2014年06月24日

川和自然公園#2 雷雨のキャンプの巻

2014.6.21〜川和自然公園、つづきです。



猫娘と2人の初めてのキャンプの夜が始まります。



テントの設営も終わり、時刻も夕方になる。


予約の時点では我家の貸切かと思われたが、サイトにはもう1組、ファミリーキャンパーさんがいらっしゃった。




そして今回のテーマは、ドームテント&ヘキサで、急に悪天候になったらどうする?である。


一応ファミリーキャンプを想定しているので、いつものふぁ、ファニチャーを並べてみるが、雨の想定ではすべてをヘキサの下に収めなければならない。


ということで、メインテーブルは車にしまい2軍落ちだ
うちのテーブルは90×60のよくあるサイズだが、通常はキッチンテーブルとして使っている。


だがこれがあると、ヘキサの下に4人が座るのは厳しいと判断した。





今回、テントのサイドフラップは巻き上げて、出来るだけヘキサの下のリビングを広くする工夫をした。


通常の天候であれば、ヘキサがあるのでテントの全室は必要ない。
寝る時にフルクローズにするなら広げて2本ペグを打てばいいだけだ。




結果として、ドームテント+ヘキサの面積は6m、残りは前後の張り綱で2m程度、トータルで8mで収まっている。


小さなサイトでもゆったりとしたオープンリビングを確保出来る事になり、まさに山猫が求めるスタイルの完成だ。



「あとは、風だな…」


強風と大雨で、タープをたたむ必要に迫られた時にどうするか。


暫し腕組みをして、自分のサイトを眺める…


ええい!
せっかく久しぶりにキャンプに来れたんだ、今日はこの辺でいいだろう!



だんだん面倒になってきたので、夕飯の支度を始める山猫だった(^_^;)




まずは豚トロでBBQ。


「あたしが焼くぅ〜」とトングを操る猫娘。


きっと君は、良いお嫁さんになるよ(^^)


父としては少し複雑だが、世話焼きな性格の猫娘は結婚してもシャキシャキ頑張る奥さんになって、旦那さんにも子供たちにも頼られる存在になるだろうな…と全力で親バカなことを考えた。


この頃には雨がしっかり降り出して、タープをパラパラと叩く音が響きだす。


幸いに風が弱いので、2人でBBQを食べた後もヘキサの下でのんびりだ。


山猫はメインディッシュのステーキの燻製トマトソースを作り始め、猫娘はテントの中でDSタイムに入る。


だが、トマトを赤ワインで炒めている頃、大粒の雨が幕を叩き始めた。




「すごい雨だから、今日はテントの中で食べてみよう」と猫娘とテントに入る。
予行演習を再開だ。


風はそよ風程度だったので、いつもの山猫なら、

「この程度では、俺のヘキサはビクともしないさ、雨音が良いBGMだな…」

などとつぶやいて焚火でもするだろう。
でも今日は予行演習なのだ。


テントの中で、ソースに使った赤ワインの残りを呑みながら、初挑戦のステーキの燻製トマトソースを食べてみる。


まずっ!(◎_◎;)



牛肉に火が通り過ぎていて、硬くて飲み込めたものじゃない。


「まずいな、これ」


「うん、あたしももういらない」


買ってきたバターロールを軽くトーストしたものを、黙ってかじる山猫親子だった。。。






テントから外を覗くと、雨はどんどん激しくなってくる。


幕を叩く雨音で、最早猫娘との会話もよく聞き取れなくなって来た。





俺はただ、
真実を知りたいだけなんだ…

(by MOZU)



と持ってきたコットは当然のように猫娘に占領され、山猫も手持ち無沙汰にマットで横になる。


「これで雷でも鳴ったら、予行演習どころじゃなくて、いきなり本番だな」とぼんやり思っていると、


ゴロゴロ…


遠くで小さく雷が鳴り始めた。


慌ててスマホで現地の天気予報を見ると、大雨・雷 注意報が発令されている。


ま、まだ注意報じゃないか
俺をビビらせたいなら、台風か警報レベルの雨じゃなきゃ無理だな…



と心の中でつぶやいて見るが、やっぱり怖いw


テントから出て、ランタンを消灯し、小物など風で倒れたら嫌な物を収納ボックスにしまい、チェアはたたんで倒しておいた。





設営の時に撮影しておいたサウスの全室はこの程度のスペースで、カタログスペックでは幅90cmあるが、とても荷物をしまうことなど出来ない。


皆様の温かいコメントでポップアップシェードも持って来ていたが、その時の山猫は、



いったい、何が始まろうとしてるんだ!?



とビビりまくりで、ただ呆然とテントの中に居る事しか出来なかったのだ。


もしこれで強風が吹き荒れていたら、タープをたたまないといけない。
小物はしまったし、外にでているのは収納ボックス2個、クーラーボックス、ミニテーブル、ファイアグリルに七輪、そしてチェアだ。




だがこの時の山猫は、
「俺にはもう何も出来ない、何も出来ないよ…」と心の中でうわ言のようにつぶやく事しか出来なかったww


七輪くらいはバケツにしまって(もちろん消火済みで)前室に入れないと、濡れたらまずいよな…


とボンヤリ思うが、もう身体は動かない。


そんな父の動揺を空気で感じたのか、
「パパ、怖い…」と猫娘がコットから降りて山猫の横に抱きついてくる。


「パパが居るから大丈夫だよ、もう少し雷さんが近くまで来たら車に…」



ピカ!ゴロゴロゴロゴロ…



「よ、よし!車に行くぞ!」





車に避難してピースサインをしながらも、既に猫娘の顔に笑顔はない。


カーラジオでFM群馬を聞くが天気予報はやっていなかった。



その時、山猫の頭に映像が浮かぶ。




「山猫よ、さすがにこの雨にはビビったか?
お前が悪天候の予行演習をしたいと言うから用意してやったが、この辺で降参のようだな

まだ風がないだけありがたいだろう
これでわしが強い風を吹かせたら、今日のお前は終わりだったな

ハハハハ…




さ、サリーちゃんのパパ…
(古いなw)




果たして山猫父娘は、無事に夜を乗り切れたのか?(無駄に引っ張ります(^_^;)


さすがに長すぎるので、つづく…





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