2015年01月07日
有野実苑#1 初めてのファミリー冬キャンプの巻
2015.1月 ファミリーキャンプ
千葉県 有野実苑
新年明けての正月休みに、まさかの冬ファミリーキャンプに行ってきました。
千葉県 有野実苑
新年明けての正月休みに、まさかの冬ファミリーキャンプに行ってきました。
2015年元旦。
「なんか3日までは寒波で寒いみたいだな。相模湖のイルミネーションは4日に行こうか」とお正月休みの予定を相談する。
家族の同意を得て、
「じゃ、明日から俺、キャンプ行って来るね」
そう、山猫は年明けから春までは仕事が繁忙期になる。
正月休みを逃すと、次にいつキャンプに行けるか分からないのだ。
だがそこで、
「あたしもやっぱりキャンプ行く〜♩」と猫娘が参戦表明。
「そうか〜、じゃ2人で行っちゃうか〜♥︎」と準備を始めようとすると、
「猫娘が行くならあたしも行こうかな」
・・・・・
・・・・・
「・・・ほんと!?」
山猫は耳を疑いながらも声をあげてしまう。
冬のキャンプは頑なに行かないと宣言していたママがまさかの参戦表明なのだ。
「そんなに嬉しいの?wじゃ行ってもいいよ。でもあったかくなる3日からにしてよ」とママが笑う。
ママにはその時の山猫が、まるで散歩に連れて行ってもらえる直前の子犬のように見えていたようだ…
予定していた相模湖のイルミネーションはやめにして、その時からすっかりキャンプモードに切り替わった山猫ファミリー。
「俺は行かない。行きたくない」と息子猫がボソボソ言っていたが、もはや彼の言葉に耳を傾ける者は誰1人として居なかった…
選択したのは千葉県の有野実苑AC。
平地で降雪や凍結の心配がなく、電源がある通年営業のキャンプ場は、なかなか限られる。
お値段は電源付きで¥7,300(4人家族)と山猫ファミリーには少しお高い場所だが、安心の高規格を選択した。
到着は12:30頃で、風が少し強い。
スーパーで買ってきたカップ麺を広げる。
息子猫に「ひと口ちょうだい」攻撃を仕掛けるママ。
頑なに拒む息子猫。
ママが選んだのは激辛坦々麺とかいうカップ麺で、
「これ、多分美味しいんだよ」とにこにこして選んでいた。
だが、いつもの事なので家族はスルー。
食べ物でもジュースでも、なぜか変わったものがあると買ってしまい、後で後悔する山猫ママ。
「君みたいに冒険心のある人間がいないと世の中は発展していかないんだろう。だから俺は君を尊重する。でもね、失敗した時に人のものをくれと言うのは少し困るんだ」
知り合ってから20年、何度も繰り返してきた科白を山猫は心の中でつぶやいていた。
珍しい夫婦の設営シーンを猫娘が撮ってくれる。
サイトはC9の電源サイト。
設営後は何処かに走り去って行った子供たちを置いて、夫婦で管理棟へ。
レストランのようなものもある。
売店ではキャンプギアも多く置いてあり、一酸化炭素警報機まで売られていた。
さすがの高規格である。
サイトは7×9mと広くはない。
広めのサイトもあるようだが、山猫は原則として指定されたサイトを素直に使わせてもらう。
狭いサイトでも納得できる設営が出来るように常に鍛錬を怠らないのだ…(ただの小心者かも知れないけれど)
有野実苑さんの薪は¥800と聞いて、高いなぁと思っていたが、こんなカゴにいっぱいである。
さらに扇風機で乾燥してくれているので火持ちがとても良く、結局この日の夕方から焚火を始めて翌朝の分まで十分だった。
¥800はお安い!
お値段以上だ(お勧めです)。
受付で借りてきたバドミントンにハマる息子猫に付き合い、トワイライトゾーンで羽根が見えなくなるまで遊ぶ。
この日は2〜30組のキャンパーさんがいらっしゃったそうだが、我家のサイトの周りは空いていたので遊ばせてもらった。
それにしても冬でもこれほど多くのキャンパーさんがいるとは驚きだった。
日が暮れてからは白ワインと生ハムチーズでオードブル。
受付でプレゼントしてくれたお餅も七輪で焼く。
牛タンとステーキを焼きながら読書をするママ。
気温は5℃を下回り、寒くて焚火から離れられない山猫をよそに、子供たちは遊具ゾーンへ遊びに行っており、心配していたママも、
「うん、パパよりガッツリ着込んでるからね。大丈夫だね」と寒さは気にならないようだ。
「俺が1番寒がってるじゃないか…」と少し複雑な気持ちで肉を焼く山猫だった。
メインのお鍋が出来るまで猫娘と場内を散策する。
体験ゾーンでは、子供たちが作業をする間に親が休んでいられる大きな焚火ゾーンが設けられている。
場内のいたるところにイルミネーションが飾られており、散歩しているだけで楽しい。
「なるほど。これが高規格キャンプ場か。確かにお値段以上に楽しめる所だな」と思いながら歩く。
小さな子供は1日遊べるし、大人ものんびり楽しめそうだ。
シーズン中はなかなか予約も取れない人気のキャンプ場だろうが、サイト間は植木で区切られていて窮屈には思わないだろうし、子供たちはすぐに友達を作ってしまいそうだ。
山猫はとてもこのキャンプ場が気に入ってしまった。
T&S.M.O(タキビトシチリン マンナカニ オイテミタ)で鶏鍋と持参してきたお餅の夕飯。
2℃まで下がった気温で、カセットコンロの火はとろ火にしかならない。
こんな時にも頼もしいstaub on the 七輪。
夕飯の後はテントに入り、猫娘と約束していたUNOとカルタに付き合う。
テントの中はLEDランタンだけでは少し暗かったが、ホットカーペットでフロアは暖かく、家族全員上着を脱いで過ごせた。
※サウスフィールドカタログより こんな感じでテントの中で楽しめました
「ちょっとだけ休憩ね、ちょっとだけ」とほろ酔いで満腹の山猫はシュラフの上に横たわる。
自宅と同じく、そのまま蕩けるように寝てしまったのは言うまでもない。
ハッと目を覚ましたのは22:30だった。
家族は皆寝てしまっているが、外は付けっ放しの286Aで煌々と明るい。
このキャンプ場はマナーもしっかりしていて、10時からは静寂時間、10時半には完全消灯がルールなのだ。
夜の焚火が出来なかったのがとても残念だったけれど、急いでランタンを消しテントをフルクローズした。
ルールを守れない方は退場して頂きますと張り紙があるキャンプ場なのだ。でも個人的にこういう潔いキャンプ場が山猫はどちらかというと好きである。
さて、有野実苑さんの電源には少し不安がある。
HPにも記載されているが、電源は1,000wまでであり、我家で言うと750wを使用するホットカーペットしか使えない。
※ちなみにコードリール型の延長コードだとショートする可能性があるらしいので、電源の延長コードは5m程度の短いものを用意した方が良いそうです。
1,200wのセラミックファンヒーターが使えない事でテント内の冷え込みに不安があった。
家族分の毛布は持参してきたものの、明け方には軽い氷点下が予想される環境で、山猫ファミリーは無事に朝をむかえられるのだろうか。
つづく…
「なんか3日までは寒波で寒いみたいだな。相模湖のイルミネーションは4日に行こうか」とお正月休みの予定を相談する。
家族の同意を得て、
「じゃ、明日から俺、キャンプ行って来るね」
そう、山猫は年明けから春までは仕事が繁忙期になる。
正月休みを逃すと、次にいつキャンプに行けるか分からないのだ。
だがそこで、
「あたしもやっぱりキャンプ行く〜♩」と猫娘が参戦表明。
「そうか〜、じゃ2人で行っちゃうか〜♥︎」と準備を始めようとすると、
「猫娘が行くならあたしも行こうかな」
・・・・・
・・・・・
「・・・ほんと!?」
山猫は耳を疑いながらも声をあげてしまう。
冬のキャンプは頑なに行かないと宣言していたママがまさかの参戦表明なのだ。
「そんなに嬉しいの?wじゃ行ってもいいよ。でもあったかくなる3日からにしてよ」とママが笑う。
ママにはその時の山猫が、まるで散歩に連れて行ってもらえる直前の子犬のように見えていたようだ…
予定していた相模湖のイルミネーションはやめにして、その時からすっかりキャンプモードに切り替わった山猫ファミリー。
「俺は行かない。行きたくない」と息子猫がボソボソ言っていたが、もはや彼の言葉に耳を傾ける者は誰1人として居なかった…
選択したのは千葉県の有野実苑AC。
平地で降雪や凍結の心配がなく、電源がある通年営業のキャンプ場は、なかなか限られる。
お値段は電源付きで¥7,300(4人家族)と山猫ファミリーには少しお高い場所だが、安心の高規格を選択した。
到着は12:30頃で、風が少し強い。
スーパーで買ってきたカップ麺を広げる。
息子猫に「ひと口ちょうだい」攻撃を仕掛けるママ。
頑なに拒む息子猫。
ママが選んだのは激辛坦々麺とかいうカップ麺で、
「これ、多分美味しいんだよ」とにこにこして選んでいた。
だが、いつもの事なので家族はスルー。
食べ物でもジュースでも、なぜか変わったものがあると買ってしまい、後で後悔する山猫ママ。
「君みたいに冒険心のある人間がいないと世の中は発展していかないんだろう。だから俺は君を尊重する。でもね、失敗した時に人のものをくれと言うのは少し困るんだ」
知り合ってから20年、何度も繰り返してきた科白を山猫は心の中でつぶやいていた。
珍しい夫婦の設営シーンを猫娘が撮ってくれる。
サイトはC9の電源サイト。
設営後は何処かに走り去って行った子供たちを置いて、夫婦で管理棟へ。
レストランのようなものもある。
売店ではキャンプギアも多く置いてあり、一酸化炭素警報機まで売られていた。
さすがの高規格である。
サイトは7×9mと広くはない。
広めのサイトもあるようだが、山猫は原則として指定されたサイトを素直に使わせてもらう。
狭いサイトでも納得できる設営が出来るように常に鍛錬を怠らないのだ…(ただの小心者かも知れないけれど)
有野実苑さんの薪は¥800と聞いて、高いなぁと思っていたが、こんなカゴにいっぱいである。
さらに扇風機で乾燥してくれているので火持ちがとても良く、結局この日の夕方から焚火を始めて翌朝の分まで十分だった。
¥800はお安い!
お値段以上だ(お勧めです)。
受付で借りてきたバドミントンにハマる息子猫に付き合い、トワイライトゾーンで羽根が見えなくなるまで遊ぶ。
この日は2〜30組のキャンパーさんがいらっしゃったそうだが、我家のサイトの周りは空いていたので遊ばせてもらった。
それにしても冬でもこれほど多くのキャンパーさんがいるとは驚きだった。
日が暮れてからは白ワインと生ハムチーズでオードブル。
受付でプレゼントしてくれたお餅も七輪で焼く。
牛タンとステーキを焼きながら読書をするママ。
気温は5℃を下回り、寒くて焚火から離れられない山猫をよそに、子供たちは遊具ゾーンへ遊びに行っており、心配していたママも、
「うん、パパよりガッツリ着込んでるからね。大丈夫だね」と寒さは気にならないようだ。
「俺が1番寒がってるじゃないか…」と少し複雑な気持ちで肉を焼く山猫だった。
メインのお鍋が出来るまで猫娘と場内を散策する。
体験ゾーンでは、子供たちが作業をする間に親が休んでいられる大きな焚火ゾーンが設けられている。
場内のいたるところにイルミネーションが飾られており、散歩しているだけで楽しい。
「なるほど。これが高規格キャンプ場か。確かにお値段以上に楽しめる所だな」と思いながら歩く。
小さな子供は1日遊べるし、大人ものんびり楽しめそうだ。
シーズン中はなかなか予約も取れない人気のキャンプ場だろうが、サイト間は植木で区切られていて窮屈には思わないだろうし、子供たちはすぐに友達を作ってしまいそうだ。
山猫はとてもこのキャンプ場が気に入ってしまった。
T&S.M.O(タキビトシチリン マンナカニ オイテミタ)で鶏鍋と持参してきたお餅の夕飯。
2℃まで下がった気温で、カセットコンロの火はとろ火にしかならない。
こんな時にも頼もしいstaub on the 七輪。
夕飯の後はテントに入り、猫娘と約束していたUNOとカルタに付き合う。
テントの中はLEDランタンだけでは少し暗かったが、ホットカーペットでフロアは暖かく、家族全員上着を脱いで過ごせた。
※サウスフィールドカタログより こんな感じでテントの中で楽しめました
「ちょっとだけ休憩ね、ちょっとだけ」とほろ酔いで満腹の山猫はシュラフの上に横たわる。
自宅と同じく、そのまま蕩けるように寝てしまったのは言うまでもない。
ハッと目を覚ましたのは22:30だった。
家族は皆寝てしまっているが、外は付けっ放しの286Aで煌々と明るい。
このキャンプ場はマナーもしっかりしていて、10時からは静寂時間、10時半には完全消灯がルールなのだ。
夜の焚火が出来なかったのがとても残念だったけれど、急いでランタンを消しテントをフルクローズした。
ルールを守れない方は退場して頂きますと張り紙があるキャンプ場なのだ。でも個人的にこういう潔いキャンプ場が山猫はどちらかというと好きである。
さて、有野実苑さんの電源には少し不安がある。
HPにも記載されているが、電源は1,000wまでであり、我家で言うと750wを使用するホットカーペットしか使えない。
※ちなみにコードリール型の延長コードだとショートする可能性があるらしいので、電源の延長コードは5m程度の短いものを用意した方が良いそうです。
1,200wのセラミックファンヒーターが使えない事でテント内の冷え込みに不安があった。
家族分の毛布は持参してきたものの、明け方には軽い氷点下が予想される環境で、山猫ファミリーは無事に朝をむかえられるのだろうか。
つづく…
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。