山猫、野生に還る!?

2014.10月 ソロの集い&息子猫 1泊
埼玉県嵐山町 月川荘

つづきです。



設営完了後、乾杯を終えて宴会に入ります。

設営が終わった後は、皆それぞれに思い思いの行動を取る。



息子猫はビデオ撮影をしにキャンプ場を徘徊しに行き、hikatsubakaさんは理想のアングルから撮影を試みているようであり、Flagさんは高速で呑み始めているようだ(まるでマトリックスのエージェントのように…)。



敷地いっぱいにそれぞれのタープを広げたが、焚火を始めているので誰もタープの下には入らない。


そう、この日の我々のタープは・・・



観賞用である！



伸び伸びと張られたタープを眺めながら、

「う〜ん、この光景をつまみに小一時間は呑めますね」

「明日は朝から雨らしいから、その時は役に立つかも知れませんね」

「へえ〜、明日は雨なんですね」

と誰も冗談を言っている訳ではなく、上のような会話が真顔で交わされていた。


お気に入りの幕を張れた事で、既にキャンプの目的の半分近くを達成したおっさん達には、翌日の雨の事などは最早、些末な事柄のようだった。

そう、まだこの時は・・・







この夜に持ち寄られた酒精が、さりげなくFlagさんのスノーピーク ワンアクションテーブルに集められる。

今思えば、今日は呑む！という3人の意気込みが伝わる写真だ。







宴の開始である。

だが、40を過ぎたおっさんが集まって呑んでいる話しなど、きっと誰も興味はないだろう。

いや、興味がないどころか不快に思う方もいらっしゃるかも知れない。

それでもありがたい事に、このレポをここまで読んで頂いた方々に、ささやかながら提案をするとすれば、




この日集まった3人の年齢は、福山雅治、木村拓也、稲垣吾郎と同い年である。

福山、キムタク、吾郎ちゃんが集まってキャンプをしていると想像してもらうと、少しは爽やかなイメージのレポになるだろうか…

さらに余談だが、山猫は大鶴義丹とも同年齢である。

むぅ…もはやまったくどうでもいい情報だ…





食事のテーマはズバリ海鮮。

キムタクさんからは、サザエに牡蠣にアサリとおつまみの銀杏まで。

吾郎ちゃんからは、ネギトロに豚肉に、息子猫にも気を使ってもらいスナックおつまみ。

さらに明太子も持参してもらい、これを炙って食べると芸術的な酒の肴になった。

大鶴義丹からは、ささやかに海老の塩焼きとイクラ丼をご提供。


それぞれのHNの由来の話しや、お気に入りのキャンプ場の話し、面白いと思っているブロガーさんの話しなどで延々と話しが尽きない。




海鮮といえばやはり日本酒だということで、リーサルウェポンが登場。


Flagさんが、

「これはね、越乃寒梅の特選なんですよ、特選！」

との強烈なオファーにより、山猫の記憶装置は久しぶりに破壊されることになる。


17時過ぎから呑み始め(山猫とFlagさんは昼から)、最後に時計を見たのが0:15だったから、既に6時間以上呑み続けていることになる。

「あれ？なんでもう12時過ぎてるんですかね」

と訳の分からない事を話す山猫を筆頭に、

明日がきつくなるから日本酒は遠慮しておきますよ、と守りに入るhikatsubakaさんに、しばらくすると再び、どうぞどうぞと越乃寒梅をお酌するFlagさんw


この日最後までしっかりしていて、寝る前に歯磨きまでちゃんとしていたhikatsubakaさんも、

「山猫さんのお子さんは、息子猫くんと猫娘ちゃんでしたよね」と確認しながらも、

「猫娘くん、お肉を食べるかい？」

と何度も呼びかけるという一幕もあったw





宴会の途中でタバコを取りに車に戻った時、



日中、荷物運びに苦労した橋が幻想的にライトアップされている光景に息を飲んだ(落ちなくて良かった…)。



素敵な所じゃないか…


と思わずこの夜景を撮影する。


また今回初めて設営したバンガローゾーンでは、夜通し外灯が灯されていた。

このキャンプ場は、夜がふけるとすべての照明が消灯されると思っていたので、これも意外だった。


もしかしたら、夜に歩いて川に落ちる人がいたら危険だという配慮なのかも知れない。

それでも山猫は、このキャンプ場を見直さざるを得なかった。







hikatsubakaさんによると夜中の2時頃まで呑んでいたらしいが、上の写真をなぜ撮ったのかはまったく憶えていない。

この日のバンガローゾーンは、他にキャンパーさんはいない貸切り状態だったので、おそらくどなたにも迷惑はかけていなかったと思いたい。







朝は予報通りの雨。

ひどい二日酔いの頭痛で7時半までテントから出れなかった。


息子猫と昨晩炊いた冷やご飯でお茶漬けを食べながら、

「この雨の中、荷物を担いであの橋をまた渡るのか…」

と呆然としながら、煙草をくわえていた。




「駄目ですね、雨はやみませんよ」

雨雲レーダーを見てくれていたFlagさんから声がかかる。


仕方ない、撤収だ…


傘も雨具も持って来なかった山猫は、降りしきる雨の中、びしょ濡れになる覚悟を決めて、息子猫と一緒に撤収作業を開始した。

二日酔いもあり、身体はとても重い。


だがその時、hikatsubakaさんが声をかけてくれる。

「いやぁ、楽しくなって来ましたね〜こういう時にどう段取りして動くか、考えてるだけでも楽しいですね！」

キラキラした目で楽しそうに話すhikatsubakaさんを見て、山猫にも力が湧いてきた。


そうだった、俺は宴会をしに来たわけじゃないんだ。

キャンプをしに来たんだ！





雨に濡れながら荷物を運び、足元に気をつけて橋を渡る経験は、息子猫にとっても新鮮だったようで、最後まで頑張って父を手伝ってくれた。


「これでまた、経験値あがっちゃいますね〜」

とFlagさんも後ろから声をかけてくれる。


その時山猫は、ずぶ濡れになった髪の毛から滴り落ちる雨を手で拭いながら、間違いなく、笑っていた…



※写真頂きました

「記念撮影をして行きましょうよ」

とヒカツバカさん(←カタカナでお呼びするのもOKだそうですw)が言ってくれたので、撤収後のバンガローゾーンで、ずぶ濡れになったおっさん3人で記念撮影。

きっとこれも、絶対に忘れられないキャンプになるだろう。


お二方、本当に楽しいキャンプをありがとうございました！

必ずまた何処かでやりましょう！


そして、これまでこのブログでは某キャンプ場としていた月川荘さん、ありがとう！

今年から公式HPも出来たし、山猫もこれだけお世話になってきたのだ。

ささやかながらも宣伝になればという気持ちになったので、今回から名前を公表させてもらいましたm(__)m



おわり…