学校橋河原 朋有り 遠方より来たる

山猫

2016年01月06日 23:34

2015.12月 年末 忘年会キャンプ冬の陣
埼玉県嵐山町 学校橋河原



2015年の締めキャンプは、ブログの友人たちと集まって忘年会キャンプが出来ました。

すっかり年も明けてしまいましたが、年末の学校橋河原の様子と、グループキャンプの記録です。


2015年の年末。
12月29日に仕事納めを無事に終えた翌日、8時まで泥のように眠った後、ばたばたと準備をしてキャンプへ向かう。



お昼過ぎに到着すると既に、ゆうにんさんとFlagさんが河原で寛いでいた。


年末の奥様の里帰りで、今年もゆうにんさんが広島から関東に来てくれた。
同じ埼玉県のFlagさんもご一緒して、これで3回目の忘年会キャンプの実現だ。


「いやぁ、今年も会えましたねぇ」
そう言いながら笑顔で握手を交わした。





先日自作したというテーブルを取り出すFlagさん。
コンパクトに折り畳まれている、一見薪のように見えるこの塊が…



焚火テーブルとほぼ同じ大きさに展開する。

加えてポメラニアンと名付けられた(嘘)ミニテーブルも取り出すFlagさん。

う〜ん、女子力満点ににやけたFlagさんを撮影。
控えめに言ってとても幸せそうだw




ビールを取り出して乾杯の後、カップ麺のつもりで買ってきたものが、ただのワンタンスープだった事に気づいて苦笑いのゆうにんさん。

う〜ん、ポンコツ感満載なところを撮影w。

そう、年末のおっさん達は既に、その脳内もすっかりとろけてしまっているのだ。


この時には風が多少強めで、少し寒さも感じるが、予報では暖かい年末で、翌朝までの最低気温も0℃前後の予想。

年末の学校橋は、土手の上のスペースにまだ空きもあり、河原は2〜3組のキャンパーさんが居るだけ。

程よい空き具合だ。



軽くビールを呑んで(Flagさんは3缶空けていたが)、昼食を食べながら近況報告をお互いに話した後にようやく設営。


ゆうにんさんのケシュア。


山猫のいつものタープとテント。


Flagさんは、スノーピークのエルフィールドデュオに、今回初張りのペンタを組み合わせ。


まるで何かのご褒美のように青く澄んだ空が広がっていた。



そしておっさん達の設営がようやく終わるか終わらない頃に、



今回のスペシャルゲストであるよっちゃんが京都から到着。

奥様と2人、車中泊を挟んではるばる埼玉までやって来てくれたのだ。


「初日の出を御殿場で見ようと思ってます!」と年末年始、奥様とのラブラブ旅行の計画に、我々のキャンプ忘年会冬の陣への参加も組み込んでくれたそうだ。

手土産まで頂いて、気を使わせてしまったようで恐縮ですm(__)m




再会の握手の後、さっそく設営を開始するよっちゃん。
幕はランドステーションLのスカート付きだ。

この幕にカンガルースタイルでケシュアを入れる予定だったそうだが、諸々の事情もあり、この日カンガルーされたのはFlagファミリーのアメドLのインナーだったw





設営を終えたおっさん達は、河原の石を集めて炉を作り、直火で焚火を囲む陣を組んだ。

長旅の後なのに、大型幕であるランステ設営に続き、さらにファニチャーまで一気にセッティングのため走り回るよっちゃん。

「よっちゃんは、常に動いてるね〜」

「やっぱり若さだね〜」

とおっさん達はつぶやきながら、ビールを呑み続け、立ち上がらないw

たまに立ち上がっても、幕の近くまで行き、よっちゃんの設営シーンを撮影したり、しょうもない質問をしたりして、終始設営の邪魔を繰り返すのだった。



そんな設営タイムが落ち着いた頃、



よっちゃんのブロ友さんであるsnowさんがサプライズゲストで来訪。

よっちゃんがブログ開設して以来の友人だそうで、初めてお会い出来たそうだ。


翌日はお仕事との事で、この日は日帰りするというsnowさんから、お食事やワインなどの差し入れを遠慮なく頂いてしまった。(すみませんm(__)m)


キャンプを始めて、ブログも始めてしまった事で、まったくご縁のない、本来は会う筈もなかった方々と、ひょんなきっかけで一緒にキャンプをする機会に恵まれたりする。

この忘年会キャンプも山猫にとっては、そんな友人達との集まりなのである。





学校橋の夕日。
この夕日をぼんやり眺めながら、煙草を吸い、ビールを呑んでいるだけでいい。


朋有り 遠方より来たる
また楽しからずや


論語の冒頭で、人生の楽しみのひとつとして、わざわざ語られた孔子の言葉だ。

若い頃は、大袈裟だなと思っていたが、今は少しだけ分かる気がした。

「やるな、孔子」

そんな事を思いながら、夕日を眺める山猫だった。





のんびりダラダラし過ぎてしまい、夕飯を作る頃には真っ暗になる。

ランタンを持って、奥さんの料理をアシストするよっちゃん。
滋賀の絶品鶏肉野菜炒めのほか、よっちゃんご夫妻はお酒を呑まないのに、つまみまでご馳走になった。


それにしても、暗くて料理がやり辛い…

「誰かパイルドライバー出してくれないかな…」と思いながら、山猫もいつものタコのアヒージョを調理する。




そして、毎年この忘年会キャンプでは、Flagママさんのお鍋を頂くのが(なぜかw)恒例化して来ている。

それはもはや、山猫にはとって、1年の締めくくりの楽しみのひとつだと言っても過言ではない。

今年はスンドゥブ鍋をご馳走になり、身体も心も温めてもらえた。
いつもありがとうございますm(__)m


それにしても暗い…(2回目)

どなたかパイルドライバーを出してくれてもいいですよ、と喉まで出かかっていた山猫だったが、
「焚火も大きくて明るいし、テーブルランタンもあるから大丈夫でしょ」などと、ほろ酔いのおっさん達に軽くスルーされる自分の映像が頭に浮かんだ。

仕方なく山猫は黙っている事にした。

だが、
ランタンハンガーを、そろそろ買うかな…

この年末、山猫が密かにそう思ったのは言うまでもない。





よっちゃんが京都のAQUAさんからお借りして来たという薪ストーブも見せてもらう。

今シーズンの冬キャンプの暖房について、密かによっちゃんに軽い相談をしていた山猫。

よっちゃんはキャンプ道具が大好きな方だが、そのブログのレポでは、買った道具たちについて、真摯にそしてリアルなレビューを載せてくれる。

彼なら、
「山猫さん、ダメなもんはダメですよ」と正直に教えてくれるという確信があったのだ。


そしてこの日2人で話したのは、
「外で過ごすなら、焚火が最強ですね」という結論だった。





さらによっちゃんに甘えて、初めて幕の中での薪ストーブを体験させてもらう。

武井301Aとのツインドライブでの幕内では、確かに上着を脱いで過ごせる事を経験できた。


よっちゃんの仕事の話しや奥様の話しなども聞かせてもらいながら、山猫には珍しく幕の中でのキャンプの時間が流れる。


バーボンを舐めながら、
〜生きていると色んな事があるし、それはもちろん心地の良い事だけじゃない。
でもやっぱり、キャンプはいいもんだな〜

そんな事を思いながら、夜が更けていった。




この頃には、ゆうにんさんからの賀茂鶴の熱燗やバーボンも呑み始めており、山猫の記憶はかなり曖昧になる。

ゆうにんさんの妄想話があまりにも可笑しくて、
「さっきからいったい、何を言ってるの?w」と笑い続けていた自分と、
「すべすべなんよぉ〜。なんでこんなにすべすべなのか分からないけど、すべすべなんよぉ〜」と話すゆうにんさんの話しか覚えていない…


さらにもう一度外に出て、焚火をみんなで囲んだような記憶もあるが、山猫が次に覚えている記憶は、テントの外が明るくなった朝だった。




霜も降りなかった暖かい?朝。
7時半頃に起床。

寝坊したので、学校橋のもうひとつの魅力である朝焼けは見る事ができなかった。



既に焚火を囲むゆうにんさんとFlagさん。




8時過ぎに起きてきたよっちゃん夫婦も合流して、Flagさんのモーニングコーヒーを頂く。

みのとと珈琲に迫る旨さのFlagキリマンジャロが朝の喉に染み渡った。



御本人のレポに載っていた、スノーピークのコンロと急須で珈琲をいれてくれた。

油断すると五徳からはずれて傾いてしまう急須を、まるで愛犬のチワワの世話をするかのように、何度もまっすぐ立て直すFlagさんを眺め、微笑みながらの朝だった。





午後からは朝霧高原に向かうというよっちゃんの撤収が終わる頃合いで、皆で撮影。

これで2015年冬の陣も終了だ。




なぜかラグビーボールを持ってポーズを決めるよっちゃんを見送ったw




その後、お餅を食べたり、みかんを食べたり、またコーヒーを呑んだりしてから、おっさん達もまったり撤収。


「今度は夏に会いましょう!よいお年を」と握手を交わして解散した。


キャンプもブログも同時期に始めた友人達。
2015年は、誰かがブログをやめたり、また再開したり、そしてそれをずっと待っていてくれるように楽しいブログを更新し続けてくれたり…


山猫は、固い友情とか、絆とか、そういう言葉を、どちらかと言うとあまり信じていない方の人間である。

思えば我々の関係だって、実は脆いものなのだろう。
誰かが、やーめた、とひと言いえば、それで簡単に終わってしまう可能性だってあるのだ。

でも、そんな儚いものだからこそ、大事にしたいものもあるのだ、と山猫は思っている。


今回もありがとうございましたm(__)m
それではまたいつか、どこかのフィールドでご一緒できるのを楽しみにしています!


おわり…



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