有野実苑#2 大草原の小さな家の巻

山猫

2015年01月09日 21:36

2015.1月 ファミリーキャンプ
千葉県 有野実苑AC

続きです。



猫娘と朝の散歩で1枚。

続きは夜明けからです。


起床は6時過ぎだった。
朝の気温は-2℃、氷点下だ。



インナーマットにウレタンフォールディングマット、ホットカーペットに薄いカーペットを敷き、家族は3シーズン10℃対応シュラフで眠った。

山猫ママと猫娘はシュラフ連結で毛布を中に入れ、さらにシュラフの上から毛布をもう1枚かけた体制。
男チームは上着も来ないでシュラフのみでの一晩だった。

夜中に2度ほど目が覚めて様子を聞くと、
「やっぱり上が寒いね。ホットカーペットがあったかいからクルクル回りながら寝てるよ」とママ談。

やはりフロアは暖かいがテントの中は冷たい空気になってしまったようだ。

それでも上半身丸出しで寝ている息子猫を見て、
「おまえって奴は…」と苦笑いする。
子供たちをシュラフに押し込んで朝まで眠った。

予備で持ってきたホカロンも使わず、ダウンジャンバーも着なくて済んだので、決して辛い夜ではなかったが安眠でもなかった。
ママと猫娘の為にはやはり冬用シュラフがあった方が良さそうだな、という感想だった。

今回は軽い氷点下だったからこの程度で済んだのかも知れない。
-5℃以下になるようなさらに寒い環境ならおそらく辛い夜になっただろう。

「冬のキャンプはやはり舐めちゃいけない。今回はツイてただけなんだ」
(そしてウェザーマスター4Sドームは全天候対応型だから助かったんだ…と言ってみたい、あくまでも言ってみたいだけだけれど…)

山猫はそう自分に言い聞かせてテントを出た。

山猫メモ
ホットカーペットがあれば10℃対応シュラフでも0℃前後までは寝れる。
だが決して快適な眠りではない。
快適な安眠を求めるにはもう1段手を打つ必要がある(高性能シュラフやセラミックヒーター等)。





炭火と焚火をおこし、珈琲を温める。
ママも起きている気配がするが、焚火が大きくなるまでは断固として外には出ないという彼女の決意をオーラとして感じる。




焚火がおき、珈琲も温まり始めた所で、
「朝だよ」と声をかけた。





ほぼ一緒に起きて来た猫娘と、朝ごはんの前にキャンプ場の遊具へ散歩に行く。
起きた時から遊びに行きたそうでジッとしてられない様子だったのだ。



まだ気温は氷点下なのに元気なものだ。
山猫は寒さに肩をすくめながら猫娘を見守った。





サイトに戻ると朝からママはまったり読書を始めていた。

「ねぇ、薪が足りないようだよ」と言われる。

「お願いね、チャールズ」

「分かったよ、キャロライン」


※古いですか?(^_^;) ちなみに夫婦で好きなドラマでした

軽く「大草原の小さな家」ごっこの会話を交わし、
「ローラ、いっしょに薪を取りに行くよ」とチャールズになり切って猫娘にも声をかけるが、完全にスルーされたのは言うまでもない…




向かったのは無料の薪コーナー。



ノコギリもサビサビだが置いてくれているので、手頃な大きさにカットして薪を集めた。

有野実苑さんはこんな細かい体験コーナーもあり、何だかんだと楽しめる。
いいキャンプ場だな、とまた思う。





集めた薪で焚火を継続してシャウエッセンを炙る朝食。




湿っている薪はやはり煙が多く、燻されながらも昨晩の残りの鍋にうどんを投入して温まった。


「気持ちいいところだねぇ。延長してのんびりして行こうよ」と山猫ママもお気に入りになったようなので、管理棟に延長申込みに行った(4人家族で¥2,300)。



ついでに買ってきたキャラメルマシュマロ。



湿った薪で炙って朝のスイーツだ。



朝食の後、猫娘はお友達を作って遊びに行ってしまう。
息子猫も自由時間にしてやり、テントの中でDSタイム。

タープの下を片付けたり、昼食の準備がスムーズに出来るように食器やカップをゆすいだりお湯を作ったり…
さらには焚火が途切れないようにあおいだり、息子猫とバドミントンをしたり…

「パパ、よく動くねぇ〜」とママに感心される。

家では1度座ったら寝るまで立ち上がらないぐうたら亭主なので、ちょこまかと動く山猫の姿は新鮮に映るらしい。

「こんな散らかったサイトじゃ、のんびり寛げないだけだよ。ママはゆっくりしててくれ」と応えておいた。

余計な事をされるよりは、のんびりしててくれた方が良いのだ。
でも家では逆に、山猫がそう思われているんだろうけれど…





あっという間にお昼を過ぎたのでパスタで昼食。
気温は11℃まで上昇していて天気も良いのだが、なかなか暖かさを感じない。

原因はタープで日陰になっているからだ!



午後からはタープだけ先に撤収して、太陽の光を浴びた。

夏の強い陽射しならともかく、寒い時期は太陽光を浴びている方が気持ちいいな、と思う。

「待てよ、そうすると冬はヘキサは要らないって事なのか…いや!冬だって夜露や結露、夜中の突然の雨だってあるんだ。荷物を濡らさないためにタープを張る事に意味はある筈だ…」
(でもウェザーマスター4Sドームは全天候対応型だからタープだっていらn…ry)

少し混乱したものの、何とか自分を繋ぎ止める山猫だった。

ヘキサを張らない山猫は、
ただの猫になっちゃうんだニャ〜



と言うことで、家族写真はヘキサの下でw



ほんとにのんびりさせてもらい16時頃キャンプ場を出発した。

千葉県とはいえ我家から2時間ちょっとで来れるので、距離的にも楽だ。


「俺、帰ったらすぐプレステやるから。ここまで我慢したんだから絶対やるから!」

帰りの車でそう必死に訴えていた息子猫を家族で全力で黙殺し、

「いいところだったねー」
「気持ちよかった〜」
「あそこならまた行きたい〜」

と大満足で帰る山猫ファミリーだった。

おわり…


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