トワイライトゾーンを焚火で過ごす。
この後、山猫の提案で、
「星を見に行きましょう!」
とキャンプ場の天体望遠鏡を見に、おっさん3人でキャンプ場を彷徨うw
だがこの日の天体望遠鏡はお休み。
※土曜日だけやってるそうです(要確認)
気を取り直して、日も暮れて外は暗くなったので、シェルターの中に3人で移動。
基本的にキャンプでは外で過ごす山猫にとって、シェルターの中で過ごすスタイルはとても新鮮だ。
今回、山猫からは
お刺身の盛り合わせ お稲荷さんを添えて
Flagさんからは、
staubで鶏鍋 鶏団子のパック紙を添えて
この紙を鍋に投入したのは山猫であ〜る…
す、すいませんした!w
※staub on the ストーブ(Flagさん命名)
ゆうにんさんからは、
よっちゃんイカとおつまみの盛合せ
みんみんの水餃子
どの料理もめちゃ美味しくて、
「やば!これ旨過ぎですね」と言いながら遠慮なくお代わりしまくり完食w
さらにゆうにんさんからは、
シングルバーナーでフランスパンをトーストし、イナバのタイカレー缶詰を合わせて振舞って頂く。
「これをパンで
ディップして食べて見てください」
絶妙のおつまみでパンも完食(だったでしょうか?)
「これは絶対真似しますよ!」と言いながら、遠慮なくばくばく頂く。
山猫が「テンティピ」の話をすると、
「なんか違和感がありますよww」とからかわれていたので、ここで反撃。
この料理を
ゆうにんディップと呼ばせてもらいましょうか(=^x^=)
広島の高級日本酒もご馳走になるが、オヤジ3人速攻で飲み干すw
忘年会だし、いつもより少し高級なバーボンを飲みたかった山猫はワイルドターキーを持参。
「皆さん、飲み方は?」と聞くと、お2人とも、
「ロックで(^^)b」との返答。
結構お酒強い方ですよね、と言われる山猫だが、このお二人も相当なものである事が判明した。
既にビールをそれぞれ6缶以上空けて、日本酒を500ml飲み干し、さらにバーボンロックまでつきあってくれるのだ。
しかもこれだけキツイ酒をチビチビやりながら、誰も乱れず和気あいあいとお話が続く。
キャンプでは
ゆっくりと時間が流れることこそ山猫が惹かれた1番の理由だった。
それがグルキャンだと、時間の流れは慌ただしくなるような気がして、やはりどちらかというと、
「自分、不器用なんで・・・」と大勢の集まりは敬遠しがちな山猫。
だが、キャンプが(少し異常なまでに)大好きな大人3人が集まったソログル。
妻もいない、子どもたちも今日はいない。
「時間がゆっくり流れますね〜」と話の節目毎に誰かがニヤつきながらつぶやく。
ブログでは幸せそうな家族に見えるかもしれない、休日の度にキャンプに出かけて癒されている幸福を絵に書いたようなお父さんに見えるのかも知れない。
でも、ゆっくりのんびりと3人で話したブログではオフレコの話の数々は・・・
♩額が床につくくらい頭を下げ、毎日働いてる
家族の明日を案じて、子どもたちに未来を託して
傷ついてる 暇なんかない 前だけ見て進む
Oh♩ スーパーマンじゃない
Oh♩ヒーローでもない
疲れ辿り着いた道 窓の明かりまるでダイヤモンド
I am a father ♩
この日交わされた多くの会話を山猫チックに表現するなら、浜田省吾のこの歌である。
さて、そんな楽しい時間を過ごしながら、トイレに行くと、冷え込んだ空気がやけに重たい。
これは・・・と思い温度計を見ると、
気温-2℃!
「氷点下来ましたよ!」
とお二人に声をかけて、山猫はシェルターから出てタープの下へ行き焚火をおこす。
火が小さいうちは、
「これはキツイでしょ」と、実は常に冷静に現状を分析する
軍師的な性格だった事が判明したゆうにんさんに言われる。
「大丈夫、俺はしばらくここに(タープの下)に居させてもらうから、お二人は中に居てください」と話すが、しばらくすると2人とも外にチェアを出して来てつきあってくれる。
その頃には焚火も燃え上がり、自宅の石油ファンヒーターの前よりあったかい!と思う。
実は会社ではかなり偉い人だった事が判明した(まぁ想像通りでしたがw)Flagさんが、
「タープの下で焚火、これはこれでありですね〜(俺はやらないけど…)的なニュアンスで感想。
「前はあったかいけど、やっぱり背中とかは寒いかもしれませんね」とたまに立ち上がってお尻を焚火に向けるゆうにんさん。
お二人とも、山猫のこだわりにつきあってくれて本当感謝です!
「でも、露天風呂の感覚でしょ、空気も綺麗だし、頭は冷たいけど身体はあったかいみたいな」と、山猫はせっかくの氷点下の夜、シェルターに戻るつもりはまったくなく、バーボンを舐め続ける。
あまりにも綺麗な星空を三脚を出して撮影しようとしているおっさん達。
一粒ひとつぶの星が、なんでこんなに大きいんだろう、と不思議に思うほどの素晴らしい星空だった。
氷点下ディナーは体験出来なかったが、氷点下の夜の焚火は体験できた。
膝の上に置いた温度計は17℃まで上昇、風は多少あったが体感2m程度、山猫的には
アリである。
燃やそうとしていた薪もなくなり、再び中に戻ってお話は続いたが、時刻は11:00を過ぎ、近くのファミリーさんのサイトから大きな音が聞こえたのをきっかけに、お開きにした。
酔っていると、小さな声で話してるつもりでもついつい大声になっているかもしれない。
この日ご一緒だった電源なしの区画サイトの皆様、駆け出しのひよっこキャンパーなんでご迷惑おかけしてたら誠にすいませんでしたm(_ _)m
あれだけのアルコールを呑みながらも、届いたばかりのソロ用新幕に、やっと1人きりになれたであろうFlagさんのテントを撮影。
1人のテントは寂しかっただろうか、それとも自分だけの時間を噛み締めてニヤニヤされていたのだろうか・・・
さて、初の電源なしの冬キャンプの結果は・・・
山猫はスカート付きの2ルームにSTのインナーをカンガルー、銀マット下上の2枚にウレタンマットを2枚、3シーズンシュラフを1枚敷布団にしてのシュラフinシュラフ。
Flagさんはコットにインフレマット、シュラフを3枚重ねて寝たそうだ。
「大丈夫ですよ、私は銀マット2枚持って来たけど-2℃対応のシュラフだけです、服でかなり厚着してるし、これで霜がおりた日の夜も行けましたから」と最も余裕を見せていたゆうにんさん。
翌朝、
「いやぁ、大丈夫でしたね〜、これで冬のフリーサイトもいけそうな気がして来ましたよ」と談笑するFlagさんと山猫の横で、
「死ぬかと思いましたよ」
とゆうにんさんw
「3時くらいに寒くて目が覚めて、それから一睡も出来ませんでしたよ」と、なぜか嬉しそうに朝の焚火を囲みながらお話しw
ブログ的には最高のオチを頂きましたw
ありがとうございます(^^)
その後割引券をもらって温泉で、1年の疲れを癒したかったのだが、家族の都合で皆様より先に慌ただしく帰らざるを得なくなってしまった山猫。
撤収作業に付き合わせてしまって本当にすいませんでしたm(_ _)m
お二人はゆっくり温泉に浸かって癒されて行けたんでしょうか・・・
1人で飲む酒、酒の味
2人で飲む酒、人の味
山猫2013年の〆は、本当に素敵なおっさん2人の
人の味を堪能させてもらった素晴らしい忘年会キャンプになった。
山猫自体は、決して万人受けしない癖のある独特な味の酒だと思うので、お2人には鼻につくところもあったかもしれない。
だが山猫にとっては、お2人と知り合えてこんなゆっくりとしたキャンプが出来た経験はとても味わい深く、貴重な体験になった。
頑張ってる人を見ると、
「よし!俺も頑張らなくちゃな!」と元気をもらえる山猫。
2014年もお互い頑張りましょう!
そしてまたいつの日かキャンプ場でお会いできる事を楽しみにしていますm(_ _)m
朝の焚火を囲みながら朝日が昇るのを眺めて、
「何にもしてないのに、朝日は登るなぁ」
とつぶやいたFlagさんの台詞。
よく考えると変な台詞だがw、何故か心に残る台詞を噛み締めて自宅への道を運転して帰る山猫だった。
おわり…
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