4日目、ママの実家に家族を送り届け、山猫は1人、太平山リゾートへ向かった。
「ええっ?これから1人で行くの?」とお義父さんは苦笑いしながらも、山猫に手土産を持たせてくれる。
前から山猫のブログを読んでくれているお義母さんは、何も言わずに微笑んで、つまみの枝豆を持たせてくれた。
自分、我儘ですいません!
でもキャンプ、好きなんです!
※そしてブロ友のクワトロさん!山猫は妻の故郷できっちりソロを実現しておきました!w
「山猫父ちゃん!カブト虫、絶対獲って来てくれよ!」とHくん。
「任せとけ!(^^)b」と応えて出発した。
サイトに戻り、まずは家族の分のシュラフを干す。
さらにテーブルもマスコットテーブル2つを残し、余計なものは車に積み込んだ。
前日とは違い、とても静かな山猫サイト。
だが、人が居ないことで逆に、どれだけ虫が多いのかを実感する。
太平山自体は標高1,100m程。
だがキャンプ場はそれほど高くないのだろう、蚊もいるし、ブヨだけでなくアブもいるようだ。
周りがファミリーばかりの中で、第1コーナーさんに教わったブヨ避け虎ロープをソロで振り回していると、かなりヤバイ人に見えるだろうと思い…
山猫はシェルターに避難、メッシュを締め切ってくつろぐことにした。
外からはでかいアブの羽音が、ブ〜ンと聞こえる。
「夏キャンプはタープを使う方が多いと聞いていたが、シェルターは大活躍じゃないか…」と思う。
レモン水をスプレーしまくってはいるが、蜂やアブなどの大きな虫が近寄って来るとさすがに怖い。
シェルターに入ってようやく、中から見える空を眺め、煙草を燻らせた。
お義父さんが持たせてくれたのは、山菜取り用のナイフ。
「キャンプで何かに使えるかい?」とずっしりと重たい(おそらく高級な)ものを頂いたのだ。
同時に自宅に保存していたナラ炭も出してくれたので、七輪マスターを目指す山猫には、炭を小さくするのにとても便利な道具となった。
※感謝ですm(_ _)m
今回、クッカーセット導入で、荷物に少し余裕が出来たので、前からうちにあったジャグも持参。
また、オタマやシャモジ、箸を入れる100均のプラケースもとても役に立った。
周りのサイトは昨日と入れ替わり、ファミリーキャンパーさんたちが設営を始めている。
が、皆さん、テントだけを設営して、すぐに出かけて行く。
おそらく秋田県で有名な
竿灯祭りに行くのだろう。
※ママが送ってきた竿灯祭りの画像
ママ姉妹と子供たちも、この日はお祭りに行っている。
(山猫は昔、何度か見ているし、人混みがとにかく嫌いなので行かないのだ…)
大半のファミリーさんが出かけてしまって静かなので、ソロの山猫は逆にのびのび出来た。
昨晩のAさんが焼いたステーキがあまりにも美味しかったので、この日もステーキ。
炭火が落ち着くまで待ってから、じわじわと肉を焼き、何とかミディアムレアを完成させ、ワサビ醤油で食べる。
この日はスーパーで売っているリーズナブルなお肉だが、確かにこの焼き方なら、肉汁も油も全てに味があり、
旨い!
お義母さんの枝豆をつまみに、ビールからバーボンソーダに切り替え、焚火も開始。
酔いも手伝って、焚火が楽しくてしかたない。
1人きりなのに、なぜかニヤついてしまう。
(誰かに見られたら、かなり怪しい奴だ)
ヘキサから出てみると、空一面にまさかの星空。
「素晴らしいじゃないか…」
と思わず1人でつぶやいてしまう。
まさに天然のプラネタリウムだった。
22時近くなると、竿灯祭りから戻ってくる車の音が増えて来たので、テントにもぐりこんだ。
朝。
5時半頃目覚めたので、Hくんとの約束を果たすためカブト虫を探しに行く。
だが、すでに虫カゴと網を持ったお子さんたちが2組ほど徘徊していたので、あっさり諦めてサイトに戻る。
すまん!Hくん(>_<)
ソロなので、朝はどん兵衛とおにぎり。
山猫は最近、朝食にそばを食べるのがマイブームになっている。
だから何だ?と言われても、特に面白い答えは返せない…
お湯を沸かすのにクッカーセットのケトルも活躍したし、508Aは山猫の相棒だ。
朝食の後、水場に洗い物に行くと、すでにシンクが水たまりになっていた。
少しムッとしたが、キッチンペーパーを持って来て、排水口に詰まった生ゴミを取り除き、シンクを掃除してから洗い物をした。
何で俺が?という思いも少しあったが、やってみれば作業は20秒くらいのものだ、これくらいは何でもない。
来た時よりも美しく、そんな心構えを学ばせてもらったのも、多くの先輩キャンプブロガーさんのおかげなのだ。
再びママの実家へ、つづく…
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