3度目の設営を終わり、牛丼を食べ、家族はそれぞれにまったりな時間を過ごした。
息子猫は牧場にマブダチを見つけたようで不在。
ママは夕飯のゆうトマ鍋を調理。
山猫は猫娘とテントでお昼寝。
夕方6時過ぎになり、日が完全に落ちないうちに天文台へ出発した。
何故なら天文台へは、駐車場から山道をさらに歩かなくてはならないから。
画像のような階段が、600m続く。
(またもや山猫ママにとっては悪夢の始まりですw)
スタート地点に熊除けの鈴。
チリンチリン♩鳴らして進む。
さらに途中には鐘のようなものもある。
4月に熊の出没が確認されたそうだが、途中にこういうものがあると、やはり子供たちは必ず鳴らして行く。
昨日まで、何処かにお寺があるのか?何の鐘の音なんだろう?とキャンプ場で聞いていたのは、この音だったのだ、と納得した。
山頂に到着。
天文台とならんで、山頂広場にはストーンサークルがある。
日も沈んでいく。
6時半から開場で、さっそく中へ。
売店で息子猫が、
「ねぇ、宇宙パンが売ってるよ、食べたい!買って!」
と言ってくるが、
「普通、宇宙カレーのほうを選ぶだろ、どっちも買わんけどな」
と、軽くスルー。
さて、日暮れとともに、まず見えるのは、木星だそうだ。
長い階段を登り、順番にどでかい望遠鏡を覗く。
「木星は実は楕円形をしています。主な成分がガスなので柔らかいんですね、自転すると楕円形になってしまうんです、そして木星の周りには、月が40個(60個だったか?)以上確認されています、今日は4つの月までは見ることが出来ます」
とても話の上手な係りのお兄さんが解説してくれた。
初めての天体望遠鏡での観測である。
でも、望遠鏡でみる木星はとても小さかった。
確かに周りには小さな光が4つ見えた。
「おお〜!」と声をあげておいたが、ぶっちゃけな感想は、
「ふぅ〜ん…」である。
次に土星が見えるとのことで、並ぶ。
こちらの係りの人は解説なし。
山猫の前に並んでいた猫娘が必死に望遠鏡を覗くが、なかなか見えないらしい。
諦めてどいたので、覗いてみると、期待していた土星の輪っかは見えず、星の下の方だけがレンズに映っていた。
「土星、動いちゃってるけど!?」
と、心の中で突っ込みを入れて立ち去った。
(ここでクレームを言うほど山猫は暇ではないのだ…)
「もっと、空一面の星が大きく見えるのかと思ったよ〜」
とママ…
それはプラネタリウムである…
正直、館内に展示してある写真の方が面白かった。
太陽は最大の星だと思っていたら、とんでもないようだ。
ペテルギウスやアンタレスの大きさは、図から見ると想像を絶する。
次の観測時間は20時過ぎから春の星座だ、と言われたが、家族全員一致で帰ることにした。
キャンプ場に戻り、煮込んでおいたゆうトマ鍋を頂き、家族は就寝。
山猫も22時まで1人で焚火をしていた。
気温は6°Cでやはり寒い夜になったが、昨晩とは違い、焚火の炎に癒された夜だった。
スノーピークテントのグループキャンプの方々の話し声が、結構はっきりと聞こえて来るくらい静かな夜だった。
何時まで宴会なのかな、と少し心配していたが、22時過ぎにはやはりお開きになったようだ。
スノーピークの幕を持つグループさんだけに、さすがマナーは心得てらっしゃるんだな、と思いながら就寝。
朝、
「ねぇ、焚火つけて」と息子猫。
時刻は5時半。
仕方なく起きて、
「焚火、教えただろ、やってみ?」
「よしっ!」
息子猫、森の番人になる
少しだけ手伝ったが、何とか炎を立ち上げた。
(これでもう、夢は楽しいものになるだろうか(^_^;)
夜中2:00過ぎに、超音波のような音がキャンプ場に鳴り響き、ママと一緒に起きてしまいトイレに行ったりした。
他のキャンパーさんも起きてしまったようで、トイレへの道で何人かとすれちがった。
自分のサイトの音ではないかとランタンや火器をチェックしたが、違ったのでホッとして眠ったが、あれは何の音だったのだろう…
そんなこともあり、少し寝不足だったが、息子猫と最後の朝の散歩に牧場に行った。
息子猫、マブダチに別れを告げたようだ。
涙の別れを激写(古いなw)
朝ご飯はみんなでカップラーメン。
撤収前にサイトを撮影。
もう十分だ、完全に満足した…
そう思えたキャンプだった。
帰りの車でママが、
「何でコールマンのテントって多いの?」と聞いてきた。
今回のみどりの村でも、コールマンカラーが6割以上、次にスノーピークが3割くらい、あと1割がその他という感じ。
「やっぱり最初はコールマンが安心だし、機能と価格のバランスが良いんだよなぁ、俺だって今からでも欲しいよ、ママだってコールマンが良かったって言ってたじゃないか」
「じゃあスノーピークって高いのになんでこんなに多いの?」
「何年か前までは、いつかはスノーピークって流れだったんじゃない?性能は良いらしいから」
「あたしは赤いタープの人と、花柄の小さいテント(ケシュア)が可愛いと思ったな、テントにもピンクとかチェックとか色々あれば良いのに…」
ピンクとかチェックのテントは、山猫的にどうかなと思うが…
山猫は今回、サウスカラーって悪くないな、と改めて思っていた。
近くで寛いでても、遠目で見ても、山猫はサウスカラーに見惚れてしまう。
家でカタログを見てると、早くサウスを卒業して、次の幕は何にしようか、と考えてしまうのだが、今回のフィールドでは、見るたびに自分のサイトが好きになった。
「やっぱりさ、サウスはあんまりいないから被りにくいし、カッコいいよな?」
とママに話しかけてみるが、答えは返って来なかった…
(結論、人が何と言おうと、自分が好きな幕が1番ですね(^^)
2泊3日の予定から3泊4日になり、思う存分自然を満喫できた。
フリーサイトなら¥2,000+入場料¥300/人で来れるので、家族で来ても¥3,200、こんな素晴らしいキャンプ場なのにこのお値段は、奇跡だw
(ただ、フリーサイトは傾斜なので、寝ているとシュラフごとどんどんズレていきますがw)
ありがとう!みどりの村(^-^)/
ついに、おわり…
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