3日目の朝も早起きで5:30に目覚めてしまった。
おかげで、ゆっくり日の出を眺める事が出来た。
やはり森の番人には、焚火が似合う。
そして山から登って来る朝日がどれだけ素晴らしかったか、今の山猫には語り尽くせない。
やがて子供たちも起きて来て、朝食を。
食後、シャボン玉で遊ぶ猫娘。
「ねぇ、今日さ、もう帰るの?」
昨晩、少し自己嫌悪になっていた山猫は、きっと子供たちは、もうキャンプにも飽きてきて、早く家に帰りたいんだろうな、と思っていた。
「うん、今日はお家に帰れるからな」
「え〜〜っ!(泣)まだ帰りたくない!まだヤギさんのとこに行きたい〜」
今回、猫娘は牧場も遊具も大好きで、とても楽しんでくれた。
猫娘はキャンプを楽しんでくれたようでホッとする。
でも息子猫は・・・
暇になると、DSやっていい?おかし食べていい?早く帰ってテレビ見たいよ、暇だよ、などとブツブツ言っていた。
なので、きっと早く帰りたいんだろうと思っていた。
山猫はふざけて、
「じゃ、もう1泊しちゃうかぁ!」
と言って見る。
すると、息子猫も猫娘も、
「ヤッター!!」
昨日の寂しい焚火はなんだったんだ!?
と思いながらも、山猫はとても嬉しかった。
昨晩、子供たちは本当はキャンプなんか好きじゃないんじゃないか?と悩んでいた気持ちも吹っ飛んだ。
さて、その可愛い子供たちが帰りたくないのだから、山猫ももちろん帰りたくない。
みどりの村はフリーサイトがあり、¥2,000で1泊できる。これくらいの値段なら、山猫ママだって反対しないだろう…
「子供たちもこう言ってるしさ、今日帰っても、明日1日ダラダラするだけだし、フリーサイトに行っちゃう?」
とママに聞いてみる。
「そうね、今晩、天文台に連れて行ってくれるなら、いいよ❤」
山猫の頭の中にロッキーのテーマが鳴り響いた。
エイドリアンがロッキー2で、
「勝って!」
とロッキーの再戦に賛成したシーンが蘇ったのだ(古いなw)
後でママに聞くと、息子猫が昨日の晩に寝言で、
「できるようになるからさぁ…むにゃむにゃ」
と、言っていたそうだ。
それはキャンプとは関係ない夢だったのかも知れない。
でも、キャンプの夢を見ていたかも知れないのだ!
頭の中に、ロッキーのテーマを鳴り響かせたまま、
「じゃ、ちょっと管理室に行って来る!」
と、ロッキーのトレーナーのミッキーばりに、息子猫の肩を抱き、2人で延泊の申し込みに行ったのだった。
「パパが、こんなに休めたのって初めてじゃない?」
息子猫が少し嬉しそうに話しかけて来る。
「・・・キャンプだからな(^^)b」
と答えておいた。
まだだ!まだ帰らんよ!
ど〜んと、3度目の設営完了!!
管理人さんによると、5日でフリーサイトは半分以上空くから、お好きな所をどうぞ、とのことだった。
(本当に良いキャンプ場である)
ただ、電源サイトは今日から予約があるので10時くらいを目処に、11時には空けてほしいと言われ、速攻で撤収、フリーサイトに移動したわけだが、ここでもドラマがあった。
山猫ファミリーがフリーサイトに乗り入れた10時頃は、まだ皆さんが撤収の時間だった。
急かしていると思われたら悪いので、ママと桜を見ながらチェアだけ出して、まったりしていた。
すると、ほぼ撤収の終わったご家族のママさんが、
「この後、この場所使いますか?」
と、お声をかけてくれた。
「あ、撤収終わってからで大丈夫です、ありがとうございます」
「もうほとんど終わったから、入るなら車どけますよ」
と優しいお言葉。
何よりも、このご家族、我が家と同じ日産LAFESTAだったのが、ご縁を感じた。
しかも色まで同じシルバー。
(本当にありがとうございましたm(._.)m助かりました(^-^)/
※日産の救世主カルロス・ゴーンが居た頃に手掛けたファミリーカーで、ゴーン主導の車だったため"フランスの香りがする"と言われているとかいないとか…とにかく山猫お気に入りの相棒です(^^)
昨晩の反省を生かし、息子猫を設営に巻き込む。
ペグ打ちから、テーブルのセットなど、素直に?w(半分強制で)やってくれました。
フリーサイトは、やはり斜面。フラットな場所を見つける方が難しいくらいで、ほとんど斜面である。
これくらいの斜面。
ヘキサの中からの眺め。ポールが垂直なので、こんなに斜面。
遠目から撮影。
我が家の左奥にはスノーピークテントのグルキャンの方々が…
(こんなにフリーサイトが空くとは思ってなかったので、くっついてしまってすいません(^_^;)
遠目でみると、テントがずり落ちそうな斜面だらけだが、景色は良いし値段は安いし、まったく問題なし!
予定外の延泊なので、再び買い出しへ。
お昼は牛丼、夜はゆうトマ鍋にしようと決定。
(1回毎に買い物に行くと、お金もかかるし、大変でした(^_^;)、これも今回の反省です)
天気は今度こそ雲ひとつない快晴。
夜の天文台まで、ビールを我慢して過ごすのだった…
そして、天文台編へ向けて、まだまだつづく…w
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