自宅から約1時間のところで仕事の予定が入った。
その市は山猫のホーム候補のキャンプ場があるところ。
これは、
キャンプからの仕事という段取りにするしかないだろう、当然である。
今回は、もうひとつ楽しみがあった。
初めての読書キャンプをしようと計画。
村上春樹の新刊をゆっくりとキャンプ場で読もうと思ったのだ。
※山猫夫婦は20年以上に渡る村上春樹のファンである。
夕食に何を食べたいかも決まらなかったが、staubくんは持って行く。
我が家のキャンプには絶対のレギュラー、4番打者でもあるstaubくんのために、
サウスフィールドのダッチオーブンケースを購入した。
山猫ママに作成を依頼していたが、
「カラーはマスターシリーズカラーか黒で、底にはクッション性もある丈夫なもので」という山猫の申し出に、
「¥1,000しないで買えるなら、買っちゃって」とママは
想定通りのギブ。
サイズ的には少し大きいが、これで今後のキャンプにstaubくんを気軽に持って行けることになった。
設営完了。
だいぶヘキサの下のレイアウトが決まって来た。
今回は七輪くんのフィールドデビュー。
食材の買い出しで寄ったホームセンターでバケツを購入し、これを七輪の持ち運び用ケースに採用した。
本当はオシャレなキャンパーさん御用達のMERCURYのバケツが欲しかったが、売ってなかったし、
おっさんにオシャレGoodsは不要さ…
と、自分を慰めてこれを買った(¥670)だったかな…
七輪をセットした後は、薪を入れて置いたり、熱くなった五徳を放り込んだり、バケツはなかなか役にたつ。
キッチンレイアウト
クーラーボックスその他レイアウト
とりあえずこれで良いかなと思えるレイアウトが決まって来た。
ゴールデンウイークに向けて、ファミリーキャンプの準備はほぼ完成だ。
調理開始。
スーパーで売っていた、ビストロの味 牛肉のトマト風味煮込みの素を買い、玉ねぎと牛肩ロースで煮込むだけ。
ど〜ん!
staubくん&七輪くんの初コラボ!
この2人はきっと親友になるだろう…
さて、この日は昼前から強風。
おまけに気温も低く15℃を下回っていた。
ヘキサは波打ち、うねりを続ける中、実際の気温よりも、風のせいで寒い。
前回すべて自在と一緒に新調したヘキサのメインロープは強風に耐えた。
しかしサイドロープは強風のたびに、スルスルと自在がすべり、テンションが緩んでしまう。
仕方なくサイドロープをすべて自在結びにした。
これでもか!というくらいテンションをかける作業を繰り返す。
「ヘキサのポールよ、折れるなら折れてみろ!
天候とは逆に気持ちはとても落ち着いていた。
なぜなら、山猫はすでに、かなりのショックに見舞われていたからだ。
なんと、
ダウンジャケットと村上春樹の本を忘れて来たのだ。
そして、さらに追い打ちをかけるように、スマホを充電することも忘れていた…
煮込みをしてる間に、キャンプ場のヤギのメーさん(適当に命名)を撮影した直後、バッテリーは切れ、山猫のスマホは冷たくて重い、真っ暗な液晶画面のついたただの物体になり下がった。
画像が残っていないと、詳細がよく思い出せないので、後はダイジェストとなる。
風が寒いので、シュラフを肩にかける。
焚火も出来ないので、ファイアグリルでも炭をおこし、そちらで煮込みをやり、七輪に炭をめいっぱい入れて暖房にする。
落ちている小枝を集めて、七輪に入れると小さい焚火になり、暖かかった。
今回、寒いのに焚火が出来ない状況に初めて陥り、改めて暖房の大切さを感じた。
七輪が無かったらと思うと、少しゾッとする経験だ。
夜になると、仕事に先入りしていた仲間がキャンプ場に合流。
暗闇でも、大人2人なら、まったく怖くなかった(今回は貸切だったので良かった)。
翌日は2人で仕事に向うので、22時頃にはお開きにして就寝。
6時前に起きて七輪で小焚火をするが、仲間は8時過ぎまで起きてこなかった。
仲間が急遽買って来たのはキャンパーズコレクションのポップアップテントで、寒さは大丈夫だったが、夜の風でグラグラ揺れて、何度も起きてしまったそうだ。
「山猫さんはいびきかいて気持ち良さそうに寝てましたよ」と眠そうな顔で言われた。
「うん、爽快な目覚めだよ」と答えておいた。
そして2人で仕事を無事にこなし、今回の仕事キャンプが終わったのだった。
おわり…
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