起床はやはり6時頃。
テントから出ると、すでに朝の風景を一回りして撮影してきたと思われるみのととさんとばったり目があう。
みのかかに躾けられたみのととの朝は…
本当に早い…
焚火を始めて、煙草を一服しながら目を覚ます。
朝の気温は11℃で、ダウンを着ていればまだ凍えるほどでもない。
焚火にあたっていると、
「昨日は焚火出来なくて、残念でしたね」とN男さんが来てくれる。
「ほんとに残念でした。あの風だと無理でしたね」
そんな会話を交わしながら2人で焚火と、綺麗な雲を眺める。
「それにしても、皆さんのテントはすごいですね〜」と楽しそうに話すN男さんを見ると、やはりいいカメラを肩にかけていた。
そのうちN男さんもブログを始めちゃうんじゃないかな、と思いながらカメラの話しをお聞きしてみると、
「このベルト、いいですよ!」
朝のポーズ、頂きましたw
肩からタスキ掛けにカメラをかけているN男さんにショルダーベルト?のお話を教わったのだ。
簡単に締めたり緩めたり出来るので、カメラがブラつかないし、使うときはサッと準備出来るらしい。
ぬぅ、かなり欲しいじゃないか…
その横で、
みのとと珈琲の豆を引いてくれているみのとと師匠。
みのとと珈琲店の開店を待ちながらお話を聞いてみると、
「豆はそれほど高いものじゃなくてもいいんです。ただ新鮮なうちじゃないと味は落ちてきますね。あとはブレンドです。僕は5種類の豆を使って自家焙煎してるんです」
まるでご自分の可愛いペットのことでも話しているかのように、珈琲の事を愛おしそうに話してくれるみのととさん。
N男さんが、
「みのととさんは珈琲の水はどうしてます?」と聞くと、
「水は大事です!」
※わざわざ、今の科白をもう一度お願いします!とポーズもらいましたw
珈琲の水はやはり大事で、海沿いのキャンプ場などで水があまり良くなさそうな時は、やはりペットボトルで水を持っていくそうである。
そうこうしていると、
「おはようございます、今日も暖かい朝ですね〜」
ゆうにんさんがやはり、みのとと珈琲の香りに惹きつけられて起きて来る。
その姿を見ると、パジャマのスウェットだけでにこやかに笑っている。
少し前の写真を見直してみれば分かるが、それまでの我々はダウンを羽織り焚火に手をかざして暖まっていたのだ。
「スウェットのパジャマだけで起きてきて、あったかい朝だって言ってるのは、多分ゆうにんさんだけですよww」と答えると、
「いやぁ、あったかいけどなぁ…」とこの後もブツブツ言いながら、ゆうにんさんは
パジャママンのまま徘徊されていた。
ゆうにんさんが居るところには何故か笑いがついてくるのである。
キャンプでは、夜の静かな焚火と朝のゆったりした時間がとても好きな山猫。
それがグループキャンプになると、のんびり出来ないんじゃないかと正直不安もあった。
でも、同じようにキャンプの朝を大事に思っている方たちとご一緒するグループキャンプの朝は、1人の朝に勝るとも劣らないほど素敵な朝だった。
皆さんも起きて来たタイミングで山猫チェック。
みのむしファミリー。
テントはタイムアタックわずか6分で設営された
Ogawa ピルツ23。
手作りのみのむしサイトサインに加えて、今回はハロウィンデコレーションも飾られていた。
ピルツの前ではみのとと珈琲店が営業され、朝食も家族3人でほのぼのととられていた。
「うちの子供たちはソーセージくわえてどっかに走って行っちゃうのに、素敵な家族だよねぇ」と山猫ママ。
山猫もまったく同感だ。
前日見せてもらった、みのかかさんお手製のギアケースにも山猫ママは釘づけ。
今回導入したというスノーピークちゃぶ台もセッティングされている。
前日、かずうらさんの奥さんとピルツの中に入らせてもらった山猫ママ。
「まるでおうちのお部屋だったぁ。奥さんは色んなものを作れて、キャンプではパンも焼いて。ご主人は自家焙煎の珈琲をひいて…。こんな生活をしてる家族が本当にいるんだねぇ」と夢見るようにつぶやいていた。
山猫は頷きながら、
「ああ、それにみのととさんはカメラの腕もいいんだ。カメラ欲しいよね」と話してみる。
だが自分の世界に浸ってしまっているママには、山猫の言葉は遥か遠くでさえずっている鳥の鳴き声ほども届かなかったようだ…
朝食にはみのかかさんの
ホタテスープのお裾分けまで頂いた。
ブログで見ていたこのスープにはとても魅かれていた。
後味にホタテの味がふわぁっと口の中に広がる絶品スープ。
みのホタスープ?
※え?無理に名前つけなくていいですか?(^_^;)
その後もまったりと、ソーセージとイナバのタイカレーにパンの朝食をとっていると、
「あ、ゆうにんディップだ!」とゆうにんファミリーの1匹目ちゃんが話しかけてくれる。
さらに、
「山猫さんのタバコ、パパの煙草と似てるね」と言われる。
「うん。おじさんはパパ(ゆうにんさん)が大好きでね。何でもパパの真似しちゃうんだよ」と答えた。
1匹目ちゃんはちょっと嬉しそうに微笑んで去って行った。
山猫は世の中の事を子供に説明することを得意としているのだ。
ゆうにんさんと同じ銘柄の煙草でお小遣いを節約しているなどという、夢のない野暮な話しは決してしないのだ…
朝食のあと、よっちゃんのサイトも山猫チェック。
今回はタープなしで、チビストーブの持参。
皆さんに笑いを、と言い続ける青年もキャンプの朝は少し寡黙な雰囲気だった。
やはり気持ちいいキャンプの朝を満喫していたのだろうか、それとも連日の多忙な仕事の後のキャンプで少しお疲れなのだろうか。
いずれにしても、薪ストーブをいじっている時のよっちゃんはとても楽しそうだった。
よっちゃんの幕はケシュア。
奥様は仕事で参加出来なかったそうで、今回はソロでの参戦だったのだ。
昨年は父子で参加した山猫が、今度はどうしてもファミリーで参加したいと思ったように、次回は奥様と一緒に来たいと思ってくれただろうか。
昨晩の宴で提供してくれた料理を、自ら
"さびしいよっちゃん"と名づけてしまったことから、それ以来子供たちに、
「あ、さびしいよっちゃんだ」と彼は呼ばれ続けていた…
さて、かなり長いレポになっていることは重々承知しているが、
まだだ!
まだ終わらんのだよ!
一気にこの章で最後まで走り抜ける。
朝も7時を過ぎると子供たちも起きてきて、サイトの中を元気に走り回り遊びだす。
だが山猫にはひとつ心配事があった。
「休みの日くらいはゆっくり寝ていたい」と言い切り、8時までは寝ると常々ブログでも宣言している
かずうら氏の事である。
既に多くの方が朝食を食べ終え、子供たちがキャッキャッと言いながら遊ぶ中、果たしてかずうらさんは眠り続けられるのか!?
と、その時、かずうらさんのテントに近づくクワトロさんの姿が目に入る。
続けてかずうらさんがおもむろに姿を現した。
「あ、かずうらさん。よく眠れました?」と話しかけるクワトロさんに向かって、
「もう、うるっさいわ!」
山猫が、かずうらさんの生の毒吐きを目撃出来た瞬間だったw
写真には捉えられなかったが、クワトロさんの苦笑いを辛うじて押さえる事ができた…
でも代わりに、この日のブルーソックスを山猫チェック!頂きました。
そろそろ撤収を始めようかというところで、
世界のよっちゃんをご馳走になる。
オリジナルのタレに漬け込んだチキンを彼はそう名づけたそうだ。
今回はステッカーや自在に加えて、遠方組の参加者には湿布まで配ってくれる気づかいをしてくれたよっちゃん。
今年も手ぶらで来てしまった山猫は、少し自分が恥ずかしくなるほどの好青年だった。
(昨年のゴリスタの反省はまったく生かされなかったのだ…)
いよいよ撤収の時間になる。
かずうらさんご夫妻の仲良し撤収シーンをきみまろズーム。
皆さんご夫婦で、または父娘で仲良く撤収作業をされていた。
今回参加して、
夫婦が仲良くしてるのっていいもんだなと感じたキャンプになった。
だからこそ、これほど楽しいグループキャンプになったのかもしれない。
そして、さびしいよっちゃんも一応ズーム(^_^;)
撤収が落ち着いてから皆さんと記念撮影。
幹事さんの引き継ぎも完了。
HAC会長の挨拶で、秋の陣2014が幕を閉じた。
そして何よりも、今回の秋の陣が大成功だったのは、子供たちの笑顔が証明している。
皆さんにお別れの挨拶をして、再び500kmの帰路へ向かう山猫ファミリー。
「どうだった?」と山猫ママに聞いてみる。
「うん…また行ってもいいよ」
「それは、来年も参加したい、どちらでもいい、もう行きたくないのどれに近いんだろう?」
「できればまた参加したい、だよ!」
そう笑顔で答えた少し興奮気味のママの話しを、山猫は埼玉に着くまでの8時間弱の間、ずっと聞かされることになった。
(お陰で眠くはならなかった)
よっぽど楽しかったんだなぁと山猫が思っていると、
「パパはどうだったのよ?」と聞かれる。
「俺は…俺はあまりにも楽しかったから、今も思い出すだけでニヤニヤがとまらないくらいなんだ」
「へぇ〜、あのパパがねぇ〜。パパがそんな事言うのを初めて聞いた気がするよ」
そうママにからかわれながら、山猫ファミリーの秋の陣2014も幕を閉じたのだった。
月並みですが、今回ご一緒した皆様、本当にありがとうございましたm(__)m
最後に今回ご一緒した方たちのご紹介を。
ゆうにんさん(広島)、ズボラパパ・ママさん(京都)、クワトロさん(兵庫)、Flagさん(埼玉)、かずうらさん(奈良)、みのとと+みのかかさん(京都)、よっちゃん(京都)、N男さん・N美さん(京都)。
※N男さんからのお土産も家で頂きました(^^)
そして今年は残念ながら参加できなかった、ゴリゴさん(広島)、yukkyさん(神奈川)。
またいつか何処かでお会い出来ることを楽しみにしております!
おわり…
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