お出かけから戻ると時刻は17時前だった。
日が落ちるのが早くなってきたので、夕飯の準備を始めなければならないが、この頃には山猫の体力は限界に達していた。
※山猫ママお得意のアボガドとマグロのサラダ
夕飯のために七輪の炭火をおこし、テントにマットとシュラフをセットしたところでそのまま仮眠。
30分ほど寝て目を覚ますと、家族が寒い、寒いと連呼している。
仕方がないので、8月からまさかのTMO(タキビ・マンナカニ・オイテミタ)を発動。
※ちなみにスノーピークのIGTに対抗していますw
まさか真夏に焚火を囲む夕飯になるとは想定していなかったが、シンプルキャンプを目指して荷物を減らしてきたことで、雨の降る日のタープの下でも、家族と荷物が何とか収まった。
「あったかいね〜、テントも新しくなったし、うちもこれでおしゃれキャンパーさんに見えちゃうかなぁ♥︎」と、ママが楽しそうに話しかけてくる。
山猫は静かに首を降った。
「君はおしゃれキャンパーについて、何も分かってない、うちはどこからどう見てもおしゃれキャンパーじゃない」
そもそも、上の画像を見直して頂ければ分かるが、ネビュラチェーンにぶら下がっているシェラやカップは、大きさも種類もデタラメにぶら下げられており、100均のザルまで干されている。
おしゃれキャンパーさんは、まずこんな事はしないのだ…
「うちはタオルや水着だって平気でテントに干すだろ、多分おしゃれキャンパーさんはそんな事もしないんだ」
「じゃあ、おしゃれキャンパーさんは、いったい何処でタオルを干すのよ?」
「そんな事は俺だって知らない」
そう、山猫はまだまだ分からない事だらけなのだ。
まるで初めて船に乗って航海にでる新米水夫のように…
夕飯は、枝豆にトウモロコシ、そしてstaubでニンニクとベーコンの玉ねぎスープ。
先日TVで見た野菜料理の特集があまりにも美味しそうだったので、椎茸のマヨネーズ焼きとピーマンの丸ごと炭火焼きも食べた。
BBQ=肉のイメージだったが、野菜を炭火やstaubでじっくり調理すると、これほど旨くなるのか、と夫婦で感嘆した夕飯になった。
だがもちろん焼き鳥も食べたが。
すっかり暗くなった頃、バンガローに宿泊されていた団体さんが、キャンプファイヤーを始めているのが見える。
去年の夏キャンプでも、山猫ファミリーは幸運にもガールスカウトさんのキャンプファイヤーに遭遇したが、これで2年連続の幸運だ。
昨年のキャンプファイヤーの楽しさを覚えている猫娘が、居ても立ってもいられない様子で催促するので、
「すいません、娘が近くで見たいって言うもんで…」と団体さんに話しかけると、
「どうぞどうぞ(^^)」と今年も快く迎え入れてくれた。
ちゃっかり中に入って踊りに参加している猫娘。
人見知りな親と違い、いったいこの子は誰に似たのだろう…と微笑みを絶やさずに山猫は猫娘を見守った。
最後には家族全員で花火までご一緒させてもらう。
本当にありがとうございましたm(__)m
雨だから今日はテントでUNOやろうな、と言っていたが、猫娘は全力で遊んだので撃沈だ。
これも雨用に持って来たDVDプレイヤーで、息子猫は
バックトゥザフューチャーを見て夜更かししている。
何故かこの映画を息子猫に見せてやりたいとママが選んだのだが、バックトゥザフューチャー自体が1985年の映画で、もう30年近く昔の映画だ。
そういう意味では、今がまさにフューチャーだ。
食い入るように最後まで映画を見ていた息子猫を見て、ママがとても嬉しそうに微笑んでいた。
バーボンを1杯だけ飲んで、疲れている山猫も10時には就寝。
〜山猫さん、安心しておやすみください〜
マスター4Sドームの声が聞こえたような気がしたが、その時にはすでに山猫はシュラフの中に溶け込んでいた…
朝だ。
西湖、サイコー!
フルクローズした4Sドームとヘキサ。
マスターカラーのサンドベージュは、テントの中からでも辺りが明るくなって来たことが分かる。
真っ暗だったテントの中で、徐々に白く輝き出すサンドベージュを見て目を覚ましたのだ。
テーブルの上にいくつかカップを置き去りにしたのと、食器を干したまま眠ってしまったが、それ以外は、夜中に強風になっても飛ばされたり、濡れて困ったりするものはなかった。
我ながら今回のキャンプは及第点と言える。
極太ソーセージとフランスパンの朝食をとり、雨がふっているので早めの撤収を開始。
今回も息子猫に、シュラフとマットの撤収を頼む。
前回のキャンプでは、灼熱の中の撤収で、テントの中のあまりの暑さに半ベソをかいていた息子猫に、
「今度のテントはな、中が涼しいんだぞ」と自慢してみる。
「このテントは、サークルベンチレーションシステムって言ってな、テントの中にそよ風が吹くんだ」
だが、ぶつぶつ言いながらシュラフを丸めていた息子猫は、
「今日は暑くねえし…」と即答する。
そうか息子よ、サークルベンチレーションシステムを体感するのはまた今度だな、と心の中で語りかける山猫だった…
オーナーさんに記念撮影してもらいチェックアウト。
近くにある
いずみの湯で温泉に浸かっていく。
とても綺麗で気持ちいいお風呂だった。
※今、山猫が最も更新を楽しみにしていると言っても過言ではない
いづみ湯さん(human emotions)のブログもぜひご覧くださいw
帰り道で、少しだけ姿を現した富士山と記念撮影をした。
こうして、キャンプを始めて2回目の山猫の夏が終わりを迎えたのだった。
〜おまけ〜
道の駅富士吉田でママが買ったお土産。
モンベルショップができていたので、ママはステッカーだけ買っていましたw
おわり…
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