8月のお盆休みの週、その日は山猫ママの帰省の日だった。
朝から旅支度をするママと子供たち。
だが、彼ら以上に早起きをして、いそいそと出かける準備をしているのは山猫だ。
「パパ、ほんとに楽しそうだね(^_^;)」
「…ああ、楽しみだよ」
「お友達ができてよかったねぇ…」
そう、山猫は家族と離れ、キャンプ場で友人たちと待ち合わせているのだ。
仕事の都合もあり、今年の夏のママの帰省には付き合えないことになっていた。
(本当にすいませんm(__)m、お義父さん、お義母さん、いつもいつも申し訳ありませんが家族をよろしくお願いします)
「じゃ、行ってくるわ、お前も気をつけてな」と、家族にしばしの別れを告げて、でも目はキラキラさせて向かうのは、自宅から最寄りの
某キャンプ場。
この方たちとは昨年末(
レポはこちら)に集まって以来の2回目のキャンプになる。
そして山猫にとって、今回の集まりはブログでよくある、グルキャンとかオフ会とか、そんな呼び方は今や何だかしっくりこない。
今の山猫には、
キャンプの友人たちとソロで集まるキャンプだ、というのがしっくりくるのだ。(ハマさんとスーさんみたいに…)
キャンプ場に着くと、まずは広島の癒しのカリスマ
ゆうにんさん(
ゆうにんの初心者キャンプ日記)と合流。
今年も奥様の帰省で1,000kmの運転をして昨日関東に来られたばかりだが、疲れを押して駆けつけてくれた。
本当にはるばるよく来てくれましたm(__)m
再会の固い握手を交わし、さっそく昼前から乾杯だ。
山の中でもない平地のキャンプ場だが、今回のサイトは木陰に張ったので、耐えられない暑さでもない。
「いいところじゃないですか〜!」と2人でほろ酔いになりながら、カップ麺の昼食。
お腹も落ち着き、ゆうにんさんがキャンプ場を散策に行く。
そこで、山猫も行動開始だ。
キャンプを始めてこの8月でまる2年。
ママとの協議の結果、山猫ファミリーもついに新しいファミリーテントを迎える事になったのだ❗️
ウェザーマスター4Sドーム/270
初張り完了❗️
自分もテントを選ぶと豪語していた山猫ママだが結局は、
「パパの好きなのでいいんじゃない、ずっと欲しかったんでしょ、いいやつなんでしょ」とお許しが出て決定。
「ああ、悪いけど我が家にとって
これほどピッタリくるテントは他にないよ」と答えたのだ。
コールマン ウェザーマスターシリーズのテントとしては、4S(シーズン)対応のドームテントはこれとデュオのみ。
肌寒い3月から晩秋の11月までファミリーキャンプをやる我が家にはスカート付きは絶対条件だった。
〜日本の四季を知り尽くしたコールマンの技術を集結した、最高峰の全天候型高機能ギア〜
それがコールマンの4Seasons Conceptであり、オールシーズンキャンパーを標榜している山猫が、まさに求めている条件なのだ。
さらにオールシーズンをヘキサタープだけで乗り切ろうと思っている山猫にとって、悪天候時に軽い作業ができる程度の広い前室が希望だった。
4Sドームの前室は、チェアを入れても大人1人が簡単な作業が出来そうであり、これもに大満足。
これが、マスターのドームテントであ〜る!
にゃあ〜(=^x^=)
ゆうにんさんに設営を手伝ってもらい、記念撮影も撮ってもらった。
詳細なレビューは、ファミリーキャンプを行ってから述べたいと思っている。
おそらく、もういいよ、と思われるくらいに山猫はレビューするのではないかという予感があるが、クレームはもちろん受け付けない…
ついでに、
コンフォートマスター バンブーラウンジテーブル65
ママから聞いた予算は、4Sドームではお釣りがくるようだったので、これも導入。
山猫ファミリーはついに
ラウンジスタイルへの移行を開始したのである。
65×70×40(h)のサイズは大きすぎず、小さ過ぎず、想定通りの快適さだった。
だがかなり重い(7.9kg)。
デザインも機能もお気に入りのマスターシリーズだが、全体的にその特徴の一つだと思われる
ゴージャス感(でかくて重い)について、山猫は少し不満を持っていると、敢えて言っておこう。
なぜそれほど上から目線なのだ!?と思われる方もいるだろうが、それはマスターシリーズへの愛なのだ(謎…)。
ファニチャーのセットも終わり、再び2人でのんびりビール再開。
「山猫さんには、やっぱりマスターがいいですよって、言おうと思ってたんですよ」とゆうにんさん。
「うん、俺も結局はそう思いましたよ」とご機嫌で応える山猫。
「もしテンティピにしようとしてたら、何とか引きとめようと思ってたんです」
「え…なんで俺がテンティピじゃ駄目なの?」
「いいですか山猫さん、私はね、山猫さんが、おやすみなさ〜いとか言ってテンティピの中に入っていくイメージはどうしても湧かないんです、もちろん山猫さんがテンティピのチャックを開けて出てくるイメージなんて尚更ですw」
と可笑しそうにゆうにんさんが言う。
「そ、そうですよね、実現しない事はイメージも出来ないっていうよね…」
と答え、いったい俺はどんなイメージに見えてるんだ…
と山猫が思ったのは言うまでもない。
ゆうにんさんが、山猫のことをどんなイメージで見ているのかはともかくとして、山猫から見たこの人のイメージは
軍師ゆうにんである。
今年の大河ドラマ官兵衛にかけて、
「ゆうべえさんがそう言うなら、まぁいいですよw」と素直に笑う山猫。
まるで、
「官兵衛に任せておけば、万事問題ないんじゃ!」と太鼓判を押す秀吉になった気分だ。
「とにかく、山猫さんは洋幕を張ったらダメです!w」と笑いながらゆうにんさんが言う。
ふむ…やっぱり単にからかわれてるんでしょうか?w
住んでいる所も年齢も、仕事も違う。
でも2人でビールを飲みながら、延々とキャンプの話しをしたり、お互いの仕事の話をしたり、時にはぼぉっと景色を見たりして過ごす。
ゆうにんさんと2人っきりで、お昼前から夕方まで既に5時間以上一緒にいるが、山猫はまったく窮屈さを感じなかった。
前回ご一緒した時は、
「時間がゆっくり流れますね〜」とお互いのんびりしていたのだが、今回は、
こんなに長い時間一緒に居るのに、まったくそんな気がしない
あっという間だなぁ
と思った。
おっさん同士でなんだか気持ち悪いがw、子供の頃に夢中で遊んでいると、あっという間に日が暮れたのと同じで、時間があっという間に流れていく。
夕方になり、蒸し暑さを感じたので、2人で河原にチェアを持って移動する。
川に足を浸してビールを飲み、煙草を吸う。
身体は一気に涼しくなり、綺麗な眺めを見ながら、
「これはヤバいですね、気持ち良過ぎですね」と唸った。
「ここの川の水はかなり綺麗なんですね、石に苔がついてないでしょう、これはそれだけ水が綺麗な証拠なんです」とゆうにんさんが解説してくれる。
そんな気持ちいい時間を過ごしていると、埼玉が誇る(自称)小心者
Flagさん(
小心者のどたばたキャンプ)が到着と連絡が入る。
時刻は既に17時を回っていたのだが、Flagさんはこの日ファミリーキャンプから帰ったその足で、ソロの準備をして駆けつけてくれたのだ。
お約束の再会の握手をして(山猫は先日、居酒屋でご一緒したばかりだが)、
「まぁまぁ、こちらへ、川に行きましょう」とビールですっかりご機嫌の山猫は、到着したばかりのFlagさんにチェアだけ出してもらい、再び川へw
川に足を浸しながらの
乾杯❗️
「いやぁ、これ最高ですね〜」とFlagさんが、先に酔っ払っている2人のテンションに追いつこうとのってくれる。
ようやく昨年末ご一緒した友人たちが揃ったのだった。
つづく…
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