道志の森#2 ワイルド・ワールドの巻

山猫

2014年08月08日 20:01

2014.8.5〜 1泊 ソロキャンプ
山梨県 道志の森

つづきです。



森の散策の後、夕飯の準備を開始します。


17時を回ったので、炭火に着火してチャコスタを七輪に載せ夕飯の準備を開始する。


炭火がおきる間に、テントの中のコットで寝てみるが、頭とつま先がインナーに触れてしまう。

ギリギリでテントに入ったコットだが、もし幕が結露したら頭は濡れてしまうだろうな、などとぼぉっと考えながら、うたた寝。


サイトの近くを通る車の音で目覚めると18時前になっていて、炭火もいい感じになっただろう。




夕飯は今回も焼き鳥

山猫はうまく出来るまで頑張るのだ。


前回のキャンプでは、鳥肉から滴る油で炎が上がり、焼き鳥の串が燃えて折れたり、焼き鳥が焦げたりで、決して満足のいく結果ではなかった。


明らかに火が強いんだよ

と、ありがたいコメントを頂き、今回はリベンジだ!
(よっちゃん、クワトロさん、アドバイス感謝です)


だが、せっかちな山猫はビールも飲んでいるし、3ミシシッピ程度でまた最初の4本を焼いてみる。

またもや串は焼け落ち、肉は焦げる。


やはり、火が強いんだな…


とうなづきながら、バラバラになった焼き鳥をつまみにビールを飲む。



だがここで山猫は、七輪には火加減出来る空気孔があることを思い出した。



さっそく弱火モードで焼いてみる。

串は焦げもせず、焼き鳥はほんのり茶色くジューシーに焼きあがった。


美味い…(>_<)


ようやく納得出来る仕上がりだ。

山猫はまた一歩、シチリニストに近づいたと言える。



そんな焼き鳥との格闘をしているうちに日は落ちて、



トワイライトゾーンもとっくに過ぎてしまった。


今回のサイトからはお隣のゾーンは見えないので、気分は完ソロだ。



辺りは暗闇に包まれ、川の流れる音しか聞こえない。


なんでこんなに静かなんだろうと思い、管理棟まで夜のトイレ散歩に行ってみる。

すると、管理棟近くのバンガローゾーンでは、音楽学校の集まりがあり、生のギター伴奏で少年少女が合唱していた。


距離的にはサイトまで2〜300mほどのはずだが、森の木のおかげだろうか、それとも川の流れる音のせいか、山猫サイトまでは一切の音が漏れてこないのだ。


素敵なキャンプ場だなぁ…

としみじみ思う。


時刻は19時過ぎ。



お泊まり会は盛り上がっているとママからLINE。


「こちらも素敵な夜だよ」と返信する。


道志の森に憧れていたのは、山猫がキャンプブログを見るようになってからずっと、密かにリスペクトしているキャンパーさんがいたからだ。

恐れ多くて未だにコメントなんて出来ないけれど、その方が最初にソロキャンプをしたのが、ここ道志の森だったそうだ。




20時を過ぎ、焚火も始める。


俺もついにこの森でソロが出来たんだな…

と感慨に耽る山猫。


気温は22℃、半袖Tシャツでは少し肌寒いくらいだ。





ぽっかり浮かんだ月を撮影。

スマホだとうまく撮れない(ええ、毎度言ってみたいだけで、いつもスマホですがw)。


そして、月は1年に3cmずつ地球から遠ざかっているそうだ。

そう言えば昔の月の絵はとても大きく描かれている。
今よりも、きっと大きく見えたんだろう…

月の引力があるから、地球の地軸は安定し、生命は栄える事が出来ているらしい。

月の引力が無くなれば、朝には氷点下40℃の凍りつく世界、昼には40℃を超える灼熱の気温などという事態になり、地球上の生命にとっては、たとえ控えめに言っても、快適な環境とは言えないだろう…

そして、今のペースで月が離れていけば、いつか月と地球の関係も終焉を迎えるのだ。


でも今日の俺にとっては、それはまだ大きな問題じゃないんだ…

と山猫は、独り月を見上げる。




いなばのタイカレー缶詰めをつまみにバーボンロックを舐めていると、




お泊まり会もそろそろ終焉と連絡が入る。


ずっと川の流れる音をBGMに焚火とバーボンを楽しんでいたが、少し音楽も聞きたくなる。




色々鼻歌を唄いながら選んだのはマキシ・プリーストの、

ワイルド・ワールド



ベイビー、ここは野蛮な世界なんだ

微笑みだけで乗り切れるほど柔じゃない

ベイビー、ここは野蛮な世界なんだ

僕はいつも君を少女のように思い出す


※日本語訳は勝手な山猫訳です



この曲は1970年に発売されたらしいが、山猫がよく聴いていたのは1990年頃だ。

まだバブル景気は続いているかのような気配で、バイトをしているだけでもスキーウェアとブーツを毎年買い替えられた時代であり、村上春樹のノルウェイの森がベストセラーになっていた時代だ。


2回ほどスマホでリピートして曲を聴き、やっぱりスピーカー欲しいななどと思う。


22時過ぎに就寝。






朝の気温は19℃。

コットの寝心地はキャンプでも問題なく、お安いコットではあるが、山猫はこれ以上高価なものを買う気は無くなった。


そして、この森に来たからには、必ずやろうと思っていた朝の焚火。



山猫、道志の森の番人になる!

ええ、これが言いたかっただけですが(^_^;)

「朝、焚火をしてる人って、まるで森の番人みたいやなぁ…」
byズボラママさん


素敵な言葉だ…




朝の森は、やはりとても素敵で、



番人になり切った山猫サイトも、とても居心地が良かった。





帰りは道志みちにある道志の湯に入ってさっぱり。


下道のノロノロ運転で約3時間の運転はキツイが、それを差っ引いても、毎シーズン訪れてみたいなと思えるほど良いキャンプ場だった。

混雑してる時に、サイトを取り合いするのは嫌なので、やはり空いてるシーズンを狙ってまた訪問したい。


ありがとう!道志の森!



〜おまけ〜

14時過ぎに帰宅して昼寝などしてたんですが、夕方ブログ友達のFlagさんが最寄りの駅に仕事で来ていると連絡が入る。



駅前の焼鳥居酒屋にて、自分撮りするおっさん2人w


山猫は、おっさんが酔っ払ってはしゃいでいるのはかなり苦手なので、この写真を不快に思う方もいらっしゃるかもしれない。

だが、私たちの年齢は福山雅治木村拓也の年齢と同じである。

福山とキムタクが一緒に呑んでると想像してもらえれば幸いである。


何か?
(モザイクは便利だ…)


これからのキャンプの予定、行ってみたいキャンプ場の話、幕の話などで盛り上がってしまい、23時過ぎまでお引き止めしてしまいました(^_^;)


ということで、山猫の夏第2段は嬉しいサプライズで終わったのだった。



おわり…


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