みどりの村 最終章 ショーティの巻

山猫

2014年05月11日 07:02

2014.5.3〜3泊 ファミリーキャンプ
群馬県高山村 みどりの村AC 続きです。


※赤城山クローネンベルクにて

3日目は同じ群馬県のテーマパークにも出かけて来ました。

GWキャンプ最終章です。


3日目の朝もとても爽快な目覚めだった。


「明日は早く準備して出かけるから、起きたら焚火おこしておいてね、おやすみ!」

と昨晩ママに、まるで召使に命令するかのような口調で告げられていたので、山猫はいそいそと焚火の準備をする。



「おはよう、ご苦労様」とこれまた召使に告げるように言い捨てた後、お出かけのスキンケアを始めるクイーン。


朝の焚火はファイヤープレイスで準備させてもらった…


山の景色を眺めながら焚き火をして、山の番人になった、などと言いたいが、今回のサイトはトイレの横だ。

まだ眠そうなお父さんや、寝癖全開の男の子などが、ぽつりぽつりと我家のサイトの前を歩いていく。


今回は、山猫トイレの番人になるだな、などと思いながら、通り過ぎる人たちに、

"おはようございます、おはよう、いい朝だね"などと心の中で挨拶をしてみる。

もちろん、たいして面白くはなかった…




ママに続いて猫娘も起きてくる。

自分でチェアを持って来て、チョコンと座って焚火にあたる。

う〜ん、可愛い…




朝のヘキサも撮影。

う〜ん、かっちょいい…



朝食は昨晩の鶏もも鍋に冷やご飯を投入して、卵を落とし、雑炊。



朝食後は、炊飯のプロフェッショナルだったはずの山猫がやってしまった痛恨のおコゲの後始末をする。

焦げた鍋底を沸騰したお湯を入れてこすり取る作業だ。

普通は美味しそうに出来た雑炊の写真を載せるのだろうが、なぜかおコゲを頑張って落としてます!的な、この写真しか残っていなかった。



ということで向かったのは赤城山クローネンベルク



みどりの村からは1時間弱の距離だ。
ちなみにどうでもいい情報だが、山猫ママは行く前から帰るまでずっとドイツ村と言っていた。

参考までに、ドイツ村は千葉にある…


事前に調べた通り、アイスクリームの体験を申し込んだ後、時間まで場内をぶらぶらする。



最初に見つけたのはフィッシュセラピー。

意外にも息子猫が、やってみたい!と言うので、





とても気持ち良さそうだった。
むしろこれのお風呂に入ってみたい。




その後はポニーに乗る猫娘。

「1周で¥300!?」と、つい大きな声で驚いてしまった山猫に、申し訳なさそうにするポニー引きのお姉さんの顔が印象的だった(^_^;)



息子猫はサラブレッドに乗馬。


圧巻だったのは羊のショーと題されたもの。



実際はショーティと呼ばれる牧羊犬が、いかに上手に羊たちを誘導するかというショーティのショーだ!


係りの人がマイクで、
「GO!ショーティ」
「カモン!ショーティ」
と掛け声をかけるや、全速力で羊たちを追い回す様は、場内の盛大な歓声を浴びた。

見終わった後に、
「何がすごいって、やっぱりショーティだよな、ショーティ欲しいなぁ…」

「俺もショーティに号令したいなぁ、気持ちいいだろうなぁ…」

と山猫は感動して、家族に語りかける。


その時、ふと息子猫と目があう。



・・・・・



・・・・・



「ショーティ?」

山猫はどうしても、息子猫をショーティと呼ぶ衝動を抑えられなかった。


それからも、アイスクリームの体験の時間が来ると、
「GO!ショーティ」

体験が終わると、
「カモン!ショーティ」

と、息子猫に声をかけた。

山猫は1人、とても楽しくて仕方ないw

「犬じゃないし…」

と息子猫は、呼ばれる度に小声で言い返していたが、山猫の息子イジリは結局、翌朝まで続くことになるのだった…




アイスクリーム完成。



ゴーカート。



アルパカ見学。

BBQ料理を出すお店などもあり、とても楽しい所だった。



今回のママのお土産はウィンナーとドイツビール。


1日あそんで、キャンプ場へ戻り、晩御飯は夜の冷えに備えてカレーうどん。

そして、この晩は早めにUNOを終えて、



1日遊んだ家族も21時には就寝した。

夕飯の時から、強めの雨が降り出す。
だがそれは、山猫にとっては恵みの雨だった。

GW終盤になっても、周りのサイトはほぼ埋まっていて、もし雨が降らなければ、この夜も多くのキャンパーさんの声や物音がしただろう。

ほとんどがファミリーキャンパーさんなので、騒がしいとか不快な物音がしていたわけではない。

だが、



最後の夜に、静かな焚火とバーボンの時間を与えてもらえたのは、山猫にとって最高の贈り物だった。

22時には寝るつもりだったので、時間は小一時間しかなかったが、幕を叩く雨音をBGMにゆっくりとバーボンロックを舐め続けた。



「久しぶりにゆっくりしてるな、山猫」

カルシファー(映画 ハウルの動く城より)が話しかけて来る。

「ああ、キャンプにきて、君とのんびり夜を過ごせないのは、やっぱり寂しいね」

「そうかな…そうかなぁ〜!、ボォーッ!」

カルシファーが嬉しそうに炎をあげた。


※何度もすいません(^_^;) このクダリ、かなり好きなんですw





雨に濡れたウェザーマスター。

一晩降り続いた強い雨も、朝には上がっていた。



インディアン風焚火で、山猫ママの朝のホットコーヒー用のお湯と、カップラーメン用のお湯を沸かしておく。



ショーティは拾ってきた松ぼっくりで火遊び、猫娘はSちゃんと待ち合わせた遊具広場へ行っている。

「ショーティ、そろそろ猫娘を迎えに行ってくれよ」

「ショーティじゃないし…」

「あ、戻って来るの大変だろうから、広場で待っててくれ、撤収終わったら迎えに行くよ」

「・・・・・」

「GO!ショーティ!」

渋々歩いていく息子猫w
可愛い奴である。


撤収を終え、遊具広場へ猫娘を迎えに行き、



猫娘とSちゃんを記念撮影。

ママに聞くと、我家の車が見えなくなるまで、Sちゃんは丘に登って手を振ってくれていたそうだ。

その話を聞き、40半ばで涙腺も緩み切っている山猫は、安全運転をするのが少し大変なくらい、目を潤ませていたのは言うまでもない。




昨年家族で訪問してから、本当に色んな事があった。

でも、今年もこうしてGWに家族揃ってキャンプに来ることが出来た。

今年も本当にありがとう、みどりの村!


おわり…


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