某キャンプ場#3 久々の父子キャンプ編

山猫

2014年03月12日 20:16

2014.3.8〜1泊 某キャンプ場
最終章



久々の息子猫との父子キャンプ、そしてFlagさんとご一緒したキャンプ、最終章です。


時刻はトワイライトゾーンへ。


※新 casa de Ocelot(山猫の館)
もはや屋根だけではない

キャンプで最も時間がゆっくり流れる時間だ。
山猫はこの瞬間を味わう為にキャンプに出かけるのだと言っても過言ではない。


時折突風を織り交ぜながらの寒いキャンプになったが、焚火も始める。
そして山猫の焚火ポジションはたとえ新品とは言えマスターヘキサの下である(自己責任ですよ)。


今夜の山猫親子の夕飯は、アサリの酒蒸し、ブロッコリーのアーリオオーリオ?、つけ麺の予定だ。

アサリの砂抜きから準備していると、Flagさんが癒されきった笑顔で話しかけてくる。

「今日ね、実は僕の誕生日なんですよ」

とても嬉しそうだ。

「いや、変な意味じゃないですよ、ただね、誕生日にソロでキャンプしてるんですよ、俺」

山猫は、ニヤッと笑って応える。

「誕生日にソロで出撃させてもらえるなんて、最高のプレゼントじゃないですか?」

「そうかもしれませんねぇ」と笑顔のFlagさん。

ダンディである



バースデーのFlagさんも外で焚火を始めている。

ちょっと声をかければ届く距離だが、焚火は別々にやるのだ。
それが今回の"お互いにマイペースで"のコンセプト。


だが、何処かでこんな経験をしたな、と山猫にデジャヴが起きる。



ああ、昨年末にゆうにんさんと、お互いのシングルバーナーでカップ麺のお湯を沸かした時だな、と思い当たった。

この人たちとは、長く良いつきあいができたらいいな、と思いながらアサリに塩を振る山猫だった。


食後にまったりと焚火でご一緒しようと思っていたが、

「今日ね、西のHAC(秋の陣でご一緒した皆さん)に対抗して、牡蠣を仕入れて来たんです、一緒にやりましょうよ」とFlagさん。

「おー!すごいじゃないですか〜」と言いながら、うちはオードブルにアサリでしたよ、貝でカブりましたねwと笑いあう。




時折吹く突風に、かなりの寒さを感じる夜だ。
気温を聞くと5.5℃。

やはり風があると実際の気温より、かなり冷える。

「こんな日はFlagさん、シェルターにこもるんじゃないんですか?」と聞いてみると、

「いや、今日はタープの下に居たいんです」と即答。

ダンディである その2


山猫と息子猫はつけ麺を、Flagさんは鍋焼きうどんをメインで食べながら、牡蠣が開くのを待つ。
※ブロッコリーのアーリオオーリオはもちろん面倒になったので取りやめだ、山猫は臨機応変に動くのだ…


今回のキャンプでのメインイベントとして、ホットラムドラムを飲むという課題を掲げてきたので、牡蠣に合わせて、ラムをお湯で割り、蜂蜜を入れバターを落とし、レモンを絞った。






風がかなり強くなったので、牡蠣を食べたら解散しますか、と話していたが、

山猫、ホットラムドラムで陽気になる!


「このラムを飲み干したら解散にしましょうよ、ね?」とFlagさんに絡むw

「ええ、空けちゃいましょう!」と乗ってくれるFlagさん。


「このマスタータープとの連結なんですけど、愛称コキュ〜ンってどうですかねぇ」と陽気になった山猫のくだらない話に、

「イインジャナイデスカ。」と棒読みで応えるFlagさんww

いや、コキュ〜ンはふざけている…
やはり目標としてきた百式カラーなんだ、




百式連結とか呼ばせてもらいたい…

山猫は仕方なく1人、そんな妄想もする。


粘っていた息子猫は何時の間にかテントへ戻り、やはり1人きりの時間(DSやり放題)をたのしんでいるようだ。


ちょっと毒のある話しもしながらラムを飲み続けていると、

「山猫さん、結構タバコ吸いますねぇ」

「ええ、1日に1箱半くらいですかね、Flagさんもこういう時はやっぱり吸いたくなりますか?」

「やめてから2年ですからねぇ…」

「ふぅむ…でもタバコやめたら、ご家族はやっぱり喜んだでしょう」

「いや、家族の前では元々吸ってなかったんですよ、もっぱら会社でスパスパと…」



家族の前では吸ってなかった?



どこまでダンディなんだ! その3


タバコの煙を嫌う山猫ママがこの場に居なくて良かった、と山猫が思ったのは言うまでもない。


バーボンは自分の内面に向って酔うのか、あまり乱れない山猫だが、ジャマイカの酒であるラムはお国柄なのか山猫を陽気にさせた。

今回は2組で貸切だったので、声の大きさにも気を使わずにしゃべっていたが、ラムを飲み干した所で、Flagさんの初ソロを邪魔してはいけない、とサイトに戻る(と言ってもすぐ隣だが…)。


シェルターをクローズし、508Aを点火して1人きりになる。
ダンディFlagはこれから本番のソロキャンプを噛みしめるのだろう、などと考えながらタバコを吸う。


「・・・」





「・・・」




「・・・暇だ!」

やはり山猫にはシェルターに篭るキャンプは性に合わないらしい。

テントに潜り込み就寝。
腰痛の薬を飲み忘れたため、腰がまた痛んで来たのと、息子猫のハンパじゃない寝相の悪さと闘いながら一応グッスリ眠ることが出来た。

風は一晩中吹いていたようだが、スカートのおかげでテントの中ではまったく寒さを感じなかった。




朝だ。

焚火をおこし、朝飯のカップラーメンを作る。




Flagさんは朝の散策に出ていたようだ。
昨晩のソロはどうだったのか、そしてこのキャンプ場は気に入ったのか、深くは聞かないで、本人のレポを楽しみにしたいと思った。
※Flagさん、遠慮なく本音でどうぞw




朝のご挨拶に行くが、トゥギャザーもシングルバーナーにも火が起きていない。



見ると、焚火で朝食を作られていた…

「焚火で料理って、悪くないですよね」

「・・・え、ええ、かなりな上級者の世界だと思いますね」


一晩で何かがこの人を変えたのかもしれない…(ご本人のレポがとても楽しみであるw)




とても楽しい時間が終わり、撤収だ。
挨拶をして、またここら辺で気軽にご一緒しましょうと約束して別れる。


帰りの車では息子猫と2人。
YOU TUBEでe.girls?やドコモのCMで流れてる変な外人の歌や剛力アヤメの歌など、彼が気に入っている曲を聞かされる。

「パパも交代でリクエストしていいぞ」と言うので、

「じゃ俺が小学校5〜6年生の時に聴いてた曲縛りで行くかな」とリクエスト。

水谷豊 カリフォルニアコネクション、長渕剛 グッバイ青春、順子…

ああ、俺は息子の歳の時にこんな歌を聴いてたんだなと改めて思う。

「どうだ、なかなかいい歌だろ」と話しかけると、

「ん?…」と誤魔化す息子猫。


特に何か具体的な話しをするわけでもない、男同士の語り合いもない。

ただ、俺がお前の歳の時、こんな歌を聴いてたんだ、という時間を共有しただけだが、何か距離が縮まった気がしたのは父の気のせいだろうか…


最後にリクエストしたのは、もう10年以上前に山猫ママとドライブしてた頃によく聴いたジャネット・ケイのLovin’you。

「これはな、ママとよく聴いてたんだ、春っぽいだろ?」と息子猫に話す。

「ふん」


・・・春が始まるのだ。


おわり…

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