さて、散策から戻った山猫親子の目に飛び込んできた高級幕。
恐る恐る近づいて見ると…
そこに現れたのは、
埼玉が誇る(自称)小心者Flagさんが満面の笑みで仁王立ちしていた。
※会社では偉い人らしいですが、この画像の笑顔は全力で少年になってますww
実は3日ほど前から、このキャンプ場に行くならご一緒しましょう的なやり取りをしていたのだ。
ゆる〜い事前の打合せの中身は、
①お互いマイペースでやろう
②Flagさんは初のソロ気分も味わいたいらしい
③山猫はまだ腰が痛いらしい
という、本当にゆる〜い内容だ。
ご挨拶の後、
「じゃ、焚火の時くらいはご一緒して、他の時間は、Flagさんはソロ、うちは父子キャンプを満喫しますか」とこれまたゆるゆるの取り決めを交わす。
山猫親子もふぁ、ファニチャーのセットに取り掛かり、サイトを完全に設営完了。
その間、Flagさんの設営を全力でチラ見する。
MSRツインブラザーズの設営は5分足らずで終わる玄人設営だったが、山猫を驚かせたのはその後のFlagさんの行動だ。
サクッと設営したテントをまた畳み、ヘキサを持ち出してくる。
「先にヘキサの場所を決めた方が良かったな…」
ぶつぶつと呟きながら、幕を立上げては崩し、崩しては立ち上げている…
好きな事を、誰にも邪魔されず、ただひたすら楽しんでいる少年がそこには居たw
小一時間もその世界を楽しんでおられたFlagさんのサイトも完成。
時刻は15時を回った頃、
「あ、俺まだビールも飲んでませんでしたよ」とようやく我に帰ったFlagさんと再会を祝して乾杯する。
「分かりますよ、ソロの時って、誰にも気兼ねせずに、納得いくまで幕の設営パターンとか試したいんですよねw」とたまに話しかけたり、邪魔しに行ったりを繰り返していた山猫。
夕方近くなってから昼食をとるFlagさんの姿を眺めながら、
うむ、これは人ごとではない
と自分を見ているような錯覚に囚われる。
ということで、
山猫チェック!。
MSRツインブラザーズ
4〜6人用のフロアーレスシェルターで、その形状は雨、雪が入りにくいフルプロテクション構造だそうだ。
室内高1.8m、重量2.4kg、とにかく雪山登山にはうってつけ、が売りらしい。
もちろんFlagさんは今のところ
雪山登山などは想定していないらしい。
それはともかく、要はオールシーズンをこなせる幕だというのは間違いなさそうである。
ちなみにこの日0℃近くまで下がった気温でも、武井バーナーを中で点火する事で20℃まで室内は暖まったそうだ。
設営時間もケシュアの2秒にはかなわないものの、5分かからずに立ち上がるその構造は、キャンプにハマっている山猫ならずとも、ウットリさせられる構造だ。
スノーピーク HDタープ シールドヘキサL
なんと1994年の発売らしく、20年の時を経たロングセラーだそうだ。
「5人家族でヘキサを張りたい」とワイルドなお店で相談し、購入を決めたそう。
居住空間はレクタの方が快適なのは、山猫もFlagさんも承知している。
でも、なんだかやっぱりヘキサが良いんですよねぇ〜❤
と2人で夜、盛り上がったのは言うまでもない。
長さ5.35m、幅4.9mある巨大ヘキサだけに、Flagさん愛用のIGTを囲んで座っても、確かにゆったり広々。
※だが焚火台はタープの外にwポジショニング(こちらの方が安全だし正しいと思います、山猫はちょっとだけヤンチャだと思って下さい(^_^;)
そしてスノーピークが4〜6人用と言ったら、それは確かに間違いなく、誰が何と言っても4〜6人用だ。
それが何ヶ月ものフィールドテストを重ねて導き出されたSLS(スノーピーク レイアウト システム)なのだ!
変形6角形の稜線が描き出す世界は、ヘキサ大好きの山猫をウットリさせるのに十分な美しさだった。
※ポールやペグ、ハンマーまでセットで揃えると、山猫には目眩のするお値段らしいが、それも*なのだ。
トゥギャザー(IGT+武井くん)
※なぜトゥギャザーと呼ぶのかはご本人の楽しいレポを参考にして下さいw リンク頂いてます(^^)
謙遜気味にレポされていた
トゥギャザーだが、その出来栄えはとても自作には見えないレベル。
こういう商品がトゥギャザー(しつこいw)で売ってるんだ、と思わせる貫禄である。
ただこの日は、これまでの画像でお分かり頂けるように多少の強風(4m程度か)。
オープンタープの下では本来の武井くんの力はなかなか発揮されず、お湯を沸かすのも少し大変だったらしい。
風速4mまでがオープンタープの限界かもしれない
風速5m以上では、この季節とにかく寒いし、暖かい季節だとしても、外での食事はかなり不快なものになると思う。
GWのいい前哨戦になったキャンプだった。
※GWの季節は昼と夜の気温差が激しく、春なので風の強い日が多い印象です、風が吹く気温1桁の夕飯は氷点下の冬キャンプに匹敵する寒さになるので、よろしければ昨年のGWレポも参考にして下さい。
今回ご一緒させてもらい、少年の面影を見せつけられた訳だが、最終的には
ダンディな人だなぁという印象のFlagさんだった(ダンディFlagは別章で)。
最後に1点、山猫には気になっていたことがあった。
「ソロキャンプ用にバイクを買わなければ…」とご自身のブログでつぶやいていたFlagさん。
この方が「欲しい」とつぶやく=買っているという図式なので、今回楽しみにしていたのだが、
まだだ!まだ買わないよ!
今回はサブカーで来られていた。
※絶対バイクで来ると読んでたんですが(^_^;)
以上、Flagさんのソロヴァージョンサイトを山猫チェック頂きました!
ちなみに今回の山猫サイト。
初張りのマスターヘキサは4.7m×4.2mの広さだが、2ルームとの連結でどの程度のリビングスペースが取れるか楽しみにしていた。
連結にあたりポールは使わず、ロゴスのガイラインアダプターをタープのメイングロメットに接続、カラビナ、メインロープとつないで、テントの後ろに張り綱を回した。
テントの天井ポールはやはりしなっていたが、ゴムが必要以上にテンションをかけるのを防いでくれる事を期待。
だがさすがにこの黄色いポールにはテンションがかかりすぎていたかもしれない。
次回はポールのしたにメインロープを通してみようと思う。
2ルーム自体はヘキサのロープに抑えられる事でガッチリ固定され、風に強くなった気がする。
この連結でヘキサの下のリビングスペースは3m強をキープ、設営面積は約9mで収まっている。
リビングスペースを2m以上確保する想定に立てば、区画サイトでも8m×6mのスペースがあればこの形が作れる。
すべて想定通りだ!
とても気持ちが良い…
シェルター内部には、コールマンSTのインナーをカンガルー、リビングスペースにブルーシートを敷き、その上にスノピのインナーマット、コールマンレジャーシートを敷いた。
GWに向けて、寒くて風のある時はシェルターで過ごす準備だ。
この体制に加え、リビングにホットカーペットか、それともセラミックファンヒーターだけで良いか…
リビングにベンチ兼用のコットも導入したいが…もうしばらく悩む事になる。
マスターヘキサにはグロメットが余分にあるので、上の画像のように使う事でリビングの開放感UP、出入りのし易さなども工夫できる。
「山猫さん、満足していただけましたか?」
マスターヘキサが話しかけてくる。
「ああ、君は想像以上によくやってくれている、君に出会えて俺はとても嬉しく思っているんだ、控えめに言ってね」
心が通う道具とは、会話が出来る。
こうしてまた、山猫ワールドは暴走していくのだ…
おまけ
マスターヘキサのペンタ張り!
今後も、色々試していきたい。
つづく(本編に戻ります)…
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