やまぼうし#2 好天

山猫

2016年04月12日 12:46

2016.4月 ファミリーキャンプ
静岡県御殿場市 やまぼうしAC

続きは朝からです。



満天の星空の後に、富士山はその雄姿を我家の前に現してくれました。



朝の5時過ぎに目を覚ます。

天気がどうなっているかが気になって仕方ないので、ダウンを羽織り、テントのジッパーを開けた。




外に出て、管理棟の方向に目を向けると、そこにはくっきりと富士山の姿があった。

寝起きの山猫には、まるで富士山が一晩でその場所に出現したような錯覚を覚えた。

「やあ山猫さん、よく来たね。私はね、実はずっとここに居たんだよ。びっくりしたかい?ホッホッホ」

などと富士山は言わない。
山猫が想像してみただけだ。もちろん。




そして山猫は暫しの間、言葉を失い、その場に佇むことになる。


「はぁ〜…やっぱり大したもんだ!」
そう呟いて富士山をパチリ。





太陽はこれから昇ってくるようだ。




早速特等席にテーブルとチェアを移動して、焚火をおこし、ミルクを飲みながら煙草に火をつける。

これがやりたかったのだ。




「おはよう、珈琲はまだ?」と言いながらママも起きてくる。




日が昇り、徐々に照らされていく富士山を、珈琲を飲みながら夫婦で眺めた。

朝の気温は6℃。予報通りだ。




猫娘も起床。

「わぁ〜!」と声をあげてから、勝手に自分のチェアをセット。






彼女のミッションも達成できたようだ。




6時半を回ったので、息子猫にも声をかけて起こしてやる。



今回のキャンプに、厳選され連れて来たウッディ、ジェシー、ブルズアイも富士山を満喫できたようだ。(ちなみに息子は今春で中2になりますが…(^_^;)



その後、4人で焚火を囲み、富士山を眺めながら鍋うどんの朝食をとる。





オーナーさんに頂いたキノコを七輪で炙ったりもする。

日が昇ると同時に、気温はグングンと上がり10℃を超えてきた。


そんな朝の静かな時間を過ごして、ようやく山猫ファミリーは富士山の見える景色を自然なものとして受け入れたのだった。





小春日和になった天気の中、バレーボール部の息子猫のリクエストで、ポールで作った即席コートで遊ぶ。

勉強に関しては、かなり危機的な水準まで落ち込んでいる息子猫だが、バレーの腕は確実に上達している。

父としては、何かひとつでも自信の持てるもの、必死に頑張れるものを見つけられたなら、それで良し、と思っている(でも勉強もそれなりに頑張って欲しいけれど…)。


そして、【ミッション】芝生の上で遊ぶ も達成。





ひと汗かいたので、一度キャンプ場を出て、最寄りの御胎内温泉へ向かうことにする。

写真はないが、平日はお安くなっているようで、お風呂からは富士山を眺められるらしい(この日は女風呂からは見えたそうです。日替わりのようですね)。

やまぼうしさんは平日だからなのか、チェックアウトも15時頃までOKと言ってくれていたので、お昼前までのんびりと入浴することにした。





温泉から戻り、【ミッション】昼食にピザを焼く を達成。

富士山を見ながらピザを食べたかったのだ(なんとなく)。
そしてどうせならビールでピザを齧りたかったが、今回はコーラで。



ピザはホームセンターで見つけた900円くらいの簡易オーブンを持参し、蓋の上に炭を置く仕様。

スーパーで売っていた300円くらいの安いピザを3種類ほど焼いたが、家族にも好評だった。
キャンプでは必ず炭をおこしたい山猫にとって、これからのキャンプのお手軽おつまみとしてビザはこれからも活躍してくれる見込みだ。



さて、相変わらずだらだらと長い山猫キャンプレポだが、今回の富士山キャンプではとても参考にさせて頂いたブログがあった。

初老二人の備忘録(shorouさん)のブログで、やまぼうしの施設や雰囲気を事前に読ませてもらえる事が出来たのだ。

いいキャンプだなぁ、次回はこんなキャンプを自分もしてみたいなぁと思わせてくれるようなブログで、過去記事まで一気に読ませてもらいました。
そんなブログに出会えるのは、キャンパーとしてとても嬉しい事ですね(^^)

よろしければ、やまぼうしACさんの施設など参考にしてみてください。


やまぼうしACはキャンプ1泊¥5,000+電源¥1,000となっている。
ソロ料金などがあるのかは調べていないが、閑散期や平日だと、今回のように8:00in 15:00outにしてくれるのだろうか。

デイキャンプが付いている電源ありのフリーサイト(天気が良ければ富士山付き)と考えれば、とてもリーズナブルだ。




こうして山猫ファミリーの春休み・富士山キャンプが終了した。


すっかりデジカメを持ち出すのが億劫になり、今回もすべてスマホの画像だ。

でも山猫にとっては、どんなに美しい写真よりも、この時の空気を思い出させてくれる、自分で撮ったこれらの画像にこそ価値がある、と思いたい。


次回はデジカメと三脚を持って来よう…(家族写真が1枚もない)


そんな事を思いながら、このレポもようやく終了であ〜る。


おわり…



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