ひだまりファーム#1 リビングシェルと姫路の赤い彗星

山猫

2016年03月24日 17:21

2016.3月 オヤジソロの集い 春の陣
東京都あきる野市 ひだまりファーム



仕事も繁忙期のど真ん中である3月の連休に、友人たちと集まってキャンプができました。

半分くらい諦めていたキャンプでしたが、怒涛の15日連続労働をこなして、山猫はフィールドに向かいます。




前回のキャンプから休みを取らず、3月の3連休は土曜までがっつり仕事。
何とか日曜日から1泊で出られる予定を確保した。

向かうのは、東京都あきる野市にあるひだまりファームさん。
初訪問になる。



受付を終えて敷地内に入ると、盛りは終わりかけている梅の木が迎えてくれた。

手作り感満載の管理棟や建物に囲まれた場内。
決して高規格とは言えないが、いい感じに寂れて、ほのぼのとした雰囲気を感じる。

「まるで小さな桃源郷みたいだな」と思いながら、係の人の説明を聴き、サイトへ向かった。
サイトは駐車場から少しだけ歩いて行った奥に広がっている。




水場に向かって、中央が日帰り用の広場だろうか。その周りに7サイトほどのスペースがある(画像は翌朝のものです)。

1区画は8×8mほどだそうだが、
「今日は他にファミリーさんが1組だけなので、ある程度自由に使ってください」と言ってもらえた。


この日、1番のりだった山猫は、一番奥のNo.3に陣取った。

そう、この日はオヤジソロの集い「春の陣」。
滅多に会えないであろう友人が、また遠方から来てくれる事になっていた。

そのためになんとか休みを作り出したのだ。





幕を広げてのんびりと設営を始めていると、今回お約束していた姫路の赤い彗星クワトロさんがまず到着。

この3連休に姫路から、ご家族で東京見物&TDRに来ると連絡を頂いていたのだ。


2014年末の冬の陣以来で、再会の握手を交わす。
前日の夜12時に姫路を出発して来たそうで、ほとんど寝ていないとお聞きした。
相変わらずタフな人だ…w

ソロで張る幕は、ムササビタープ。
山猫も一度間近で見たかったタープであり、しかもポールはご自身で塗装されたというこだわりのガンキャノンカラーだ。




2人でざっと幕を張り、キリのいいところで休憩&ビール。

連休の渋滞の為、1時間ちょっとで到着するはずだったところが2時間半もかかり、さすがに山猫も少し疲れていたのだ。


「こうして一緒にキャンプ出来たのは嬉しいけど、ディズニーリゾート、ほんとは少し見たかったんじゃないですか?」と聞いてみる。

「まったく興味ないんですよ。ディズニーの近くに家族を置いて、速攻で出発して来ました。だから僕の初めてのディズニーリゾート滞在は20秒くらいになりますかね」とお話しされていた。

控えめに言って、とても変わった人だw(もちろん山猫も、あまり人の事を言えた義理ではないけれど…)


とっくにお昼も過ぎているのに昼食も取らず、ビールを片手に話が尽きないところで、


毎度お馴染みFlagさんが到着。

今回も幕はMSRツインブラザーズ。
この幕があるだけでサイトがビシッと引き締まる。


仕事が繁忙期に入っていた山猫は、直前まで参加できるか分からなかったので、今回のひだまりファームはFlagさんが予約してくれていたのだ。

こうしてオヤジソロの集い「春の陣」がこじんまりとスタートした。




さて、先ほどからしれ〜っと写っているスノーピークのリビングシェルは、今夜の山猫の寝床である。

この日の日中は、風速5m前後の予報で、夜にはおさまる予報だったものの、万が一焚火ができない夜のために持参したのだ。

そして、もちろん山猫のものではない。


かつてキャンプにハマりかけていた山猫の両親(おじいちゃん・おばあちゃん)の幕を借りてきたのであ〜る。


本来なら、自分の2ルームテントを持って来ても良かった。
でも、前回のレポでリビシェルについて書いていたら、なぜか急に張りたくなってしまったのだ。




スノーピークと言えば高級幕、頑丈、鉄壁などのイメージがあったので、設営も色々と複雑で面倒だと思っていた。

だが、ポール5本で立ち上がるこの幕の設営はとても簡単でノンストレスだった。(山猫が持っている2ルームはポールを11本使う)


前日の夕方、この幕を借りに実家に立ち寄った時、
「もう多分、キャンプに行かないからあんたにあげるよ。持って行きな」とおばあちゃんは言ってくれた。

「そうはいかないだろ、また一緒に行こうよ。だから一応借りておく」と山猫は言い残して来た。

思えば1年以上キャンプに行っていないのではないかと思われる両親。
もっとキャンプに誘って一緒に行けたら良かったんだけどな、と思いながらの設営だった。

そして、リビングシェルがとても人気のある幕である事に納得しながら、多分これは借りパクだな…と山猫が思っていたのは言うまでもない。

おじいちゃん、おばあちゃん、ありがとうw




さらに、これまでずっと、
「シェルターに入ったら景色が楽しめないから暇になる」と思っていたが、想像以上の開放感だった。


「リビシェルはやっぱり良いですね〜」と思わずそばに居たお2人に話しかけてみると、

「はぁ?ヘキサ張らないとただの猫になっちゃうんじゃないの?w」

「もうブログのタイトルから変えてもらわないと納得できないな」

などと、お2人から罵声が飛ぶw




そんな罵声を浴びながらも、今回はシェルターの中でコット寝する事にしてセッティング。

ただ、2年近く使われていなかったと思われるリビングシェルの天井には、ほぼ間違いなくカビだと思われるものがひろがっていた…

やはり幕は、張ってこそ、なのだ。


年間50〜60泊するキャンパーにも満足してもらえるものを提供したい、というコンセプトらしいスノーピーク。

月に1度か2度のキャンプがせいぜいの山猫には、そこまでのスペックは必要ない、おそらく縁がないメーカーだろう、と思っていた。(もちろんウェザーマスターの性能がスノーピークに劣っているとは思っていないけれど)

でも、ふとした思いつきで張ることになったリビングシェル。

「俺と一緒に、少しキャンプを楽しんでみるか?」と、山猫はこの幕に話しかけたのだった。





設営も落ち着いたのでようやく食事だ。

「じゃ、やりますか」とクワトロさんがスキレットで蒸し牡蠣を作ってくれる。




ええ、もちろんまずいわけがない。




さらに牡蠣の自家製ごま油漬けも。

やばい!美味い!と何度叫んだか分からないほど、ご馳走になったが、

「まだまだありますよ〜」と、さらに蒸し牡蠣を作ろうとしているクワトロさんに、

「夜の焚火の時用に、少し残しておいてくれませんか?なくなったら夜が寂しすぎる!」とお願いして、一度食事もお休みとした。

「なくなりませんけどね〜」と余裕の笑顔のクワトロさん。
いったいどれほどの牡蠣を持って来てくれたのだろう…

年末も(牡蠣)待ってますから!w





奥様用に導入したというクワトロターボのウェイクを山猫チェック。



床下収納も深く、CM通り積載性能にもかなり優れている事を確認。




お腹も落ち着いたので、軽く周りを散策に出る事にする。

昨晩の12時から寝ていないクワトロさんは、本来ここで仮眠を取るタイミングだろうが、

まだだ!まだ眠らんよ!

とクワトロさんが言ったところで、つづく…




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