2015年03月04日
山猫、野生に還る!? #52 月川荘での節目
2015.3月 ソロキャンプ
埼玉県嵐山町 月川荘C
久しぶりの1人っきりのソロキャンプに行って来ました。
場所は色々迷ったけれど、今回はやっぱりここかな、と思ってのキャンプ、そして52回目の出撃となります。
埼玉県嵐山町 月川荘C
久しぶりの1人っきりのソロキャンプに行って来ました。
場所は色々迷ったけれど、今回はやっぱりここかな、と思ってのキャンプ、そして52回目の出撃となります。
仕事が繁忙期に入り、約半月ぶりに平日の休みをとって向かったのは月川荘。
お昼過ぎに到着して、買ってきたかつ丼弁当を食べ、設営完了。
お腹は落ち着いていたが、タコのぶつ切りをつまみにビールをようやくあけた。
曇りのこの日は気温も低く、早速焚火もおこす。
今回から七輪はない。
炭火を種火にしたハイブリッド焚火である。
買ってきた3kgのマングローブ炭を一掴みほどとオガ備長炭を4本で炭火をおこし、寒いなと思ったら薪を少しずつ足していく作戦だ。
昨年の秋にお世話になった橋に散歩にもいく。
やはり月川荘といえばこの橋だな、と思いながら撮影。
平日なので完ソロだと決め込んで来たが、この日は林間サイトにソロの方が1組いらしたようだ。
まだ張ったことはないが、トイレと自動販売機の横から入って行ける。
川に近くなるのでせせらぎは聞こえるが、林間なので空は見えにくく、サイトは土である。
出来れば今回も橋を渡ってバンガローゾーンに張りたかったが、夜から雨の予報だったので今回はテントサイトに設営した。
テントサイトは貸切。
平日を選んだのは、久しぶりにとことん1人きりになりたいと思ったからだった。
ぽつーんとこのサイトに1人きりで張らせてもらうのは昨年の1月以来である。
ビールを飲んで散歩をしたせいもあり、アルコールが回ってきて眠くなり、昼寝をする。
自分の寝息(いびき?)で目を覚ますと、トワイライトゾーンが始まっていた。
久しぶりにソロの焼鳥キャンプ。
ファイアグリルでの焼鳥は、焦げもせずジューシーにふっくらと焼きあがった。
「焚火台は、やっぱりよく出来てるんだな…」とボソッとつぶやいてしまう。
気温は3〜4℃程度で焚火がないと耐えられない寒さだ。
焚火台の手前を炭火ゾーンにして焼鳥とエリンギを焼き、奥を薪ゾーンにして暖をとった。
調理&暖房としての機能も十分だ。
これなら寒い時期のファミリーキャンプでも家族4人が暖まりながら食事を作れる。
もし今の焚火台が壊れたら、ファミリー向けにファイアグリルLを買ってもいいなと思った。
「今回で我家にとって50回目のアウトドアなんだ(実は51回目だったが…)。節目だしさ、ブログもそろそろやめようと思ってるんだ」
山猫は前回のファミリーキャンプの日川浜ACでの夜、ママと話した会話を思い出していた。
「え?ほんとに?じゃあいったい誰が家族のアルバムを綴るのよ」
「お前がやればいいんじゃないか」
「あたしはやだ、恥ずかしいよ。ふ〜ん…なんでブログやめちゃうの?」
「いや…もう欲しかったテントも買っちゃったしさ。欲しかった道具も全部揃って、もう欲しいものが見当たらないんだよ。本当はさ、サウスフィールドのテントで3年くらいはキャンプして、ゆっくりキャンプの事を勉強したり道具を揃えたりってやりたかったんだ。でもさ、もう何だか俺、やり切っちゃったような気がしてさ…」
「ふ〜ん…それはそうとさ、サラミ切った?あたしにもくれないかな」
そう、山猫の長くなりそうな話しを、ママに華麗にスルーされた、あの夜を思い出していたのだ。
1人きりのこの夜、今回は相棒たちに話しかけてみた。
「なぁ、そろそろ俺、ブログをやめようと思ってさ…」
だがマスターヘキサも286Aも、少し顔を見合わせた後、何も喋らない。
「別にブログのためにキャンプをしてる訳じゃないんだよ。それは間違いない。俺は間違いなくキャンプが好きなんだ。それでさ、少しブログとかそういうのから離れてキャンプをしてみたくなったんだよ。どう思う?」
だが、マスターヘキサも286Aも何も答えてはくれなかった。
そうだ、彼らにはそんな事は関係ない話しなんだ
「それは山猫さんの問題であって、私たちの問題ではないと思うんです…」と286Aが小声でつぶやいた様な気がした。
山猫は独り、ビールからバーボンに切り替え、暗くなった夜の闇を眺めながら煙草を吸った…
ひな祭りだったこの夜、ママから子供たちの写真が送られてくる。
コチラモ、ノンビリシテイルと返信する。
焼鳥で満腹になったので、〆にラーメン。
時刻は21時半頃で、焚火を始めてから既に5時間前後が経過しているが、ハイブリッド焚火の効果で薪はまだ1束目をようやく半分使い切った程度だった(すごい燃費だ)。
予報通り夜から降ってきた雨が幕を叩く音を聞きながら就寝。
朝も激しい雨音で目を覚ます。
焚火もおこしたが、風が強く、外にいるのは少し不快なレベル(風速4m程度か)だったので、テントの前室で508Aで暖まる。
珈琲も飲んで朝の身体を温めた。
風は強いが、この風が雲を運んでいくのだろう。
予報通り晴間が見えて来た。
橋を渡ってバンガローゾーンに散歩に行ってみる。
川添いのスペースはなかなか素敵だ。
いつかここで張ってみたい。
昨年の秋に張ったところは直火の後で凄いことになっている。
キャンプ場が直火を認めているのだから仕方ないが、これでは気持ちよく設営ができるような気はおきなかった。
サイトに戻ってから残った薪を燃やし尽くした。
この頃には風もだいぶ弱くなり、晴れて気温は急激に上昇。
諦めていた乾燥撤収に希望が出てきたので、幕を雑巾でふきあげて、何とか乾燥させた。
ついでにキャンプを始めてから初めて、ペグも綺麗に洗ってみた。
前回の雨撤収で泥だらけだったのだ。
山猫がキャンプを始めてから、最も多くリピートさせてもらった月川荘さん。
このキャンプ場で、疑問に思っていたこと、幕の設営パターン、キャンプの段取り、電源なしの冬キャンプ練習やキャンプの友人たちとの語らいなど数え切れないほどの経験をさせてもらった。
そして、やっぱり俺は節目を迎えたんだなと、今回のソロで山猫は確信をした。
キャンプを始めて、その楽しさにどはまりして…
今もまだまだ未熟なキャンパーだけれど、とりあえず山猫のキャンプは前回のファミリーキャンプで間違いなく節目を迎えたのだ。
家族でオールシーズンのキャンプが出来た。
子供も大人もみんな楽しんでるキャンプが出来た。
お気に入りの幕と道具に囲まれて、何の不満もない楽しさに包まれたキャンプが出来た。
振り返れば、40歳を過ぎて炭火のおこし方も知らなかったし、テントなんて張ったこともなかった。
出かけるよりはうちで寝ている方が好きなインドアで人見知りなおっさんが、整備されたキャンプ場での話しとはいえ四季を通じて家族でキャンプを楽しめるようになった。
本当にただそれだけの過程を、約2年半の間書き綴ってきただけだけれど、それでもこれをもって、
山猫、野生に還る!?
とさせて頂きたいと思いますm(__)m
この2年半の間にブログをやっていたことで、自分は絶対やらないだろうと思っていたグループキャンプにも参加させてもらいました。
そしてそんな中で、キャンプの友人と呼べる方々まで出来ました。
すべてにびっくりです。
また前回の記事で初めてコメントを頂いたり、お気に入り登録を頂いたりした方には突然過ぎて何だか申し訳ないのですが、誠に勝手ながらこれにて1度ブログをお休みにしたいと決めました。
キャンプはもちろんこれからも続けます。
ただ、少しブログから離れてキャンプをして見たいという気持ちが大きくなったのが理由です。
こんな独りよがりなブログに訪問してくださり、応援してくれた皆様、そして友人たち、本当にありがとうございましたm(__)m
このレポをもってご挨拶に変えたいと思いますので、コメント欄は閉じております。
そして、皆様の楽しいキャンプライフが続くことを心より祈っております。
〜おまけ〜
ブロ友の皆さんがあまりにも楽しそうにポチポチやってるから、キャンプの帰り道で衝動買いしてしまいましたw
珈琲がたまらなく好きになってしまったのも、やはりキャンプの友人のお陰です。
「次回のキャンプ?そうだな、このパーコレーターでコポコポと音をさせながら珈琲をいれて見るよ。きっといい香りがサイトに漂うと思うんだ。もちろん味の保証はないけどね」
そう呟いて、山猫は去って行ったのだった…
最後までお読み頂きありがとうございました。
〜山猫、野生に還る!? 完〜
お昼過ぎに到着して、買ってきたかつ丼弁当を食べ、設営完了。
お腹は落ち着いていたが、タコのぶつ切りをつまみにビールをようやくあけた。
曇りのこの日は気温も低く、早速焚火もおこす。
今回から七輪はない。
炭火を種火にしたハイブリッド焚火である。
買ってきた3kgのマングローブ炭を一掴みほどとオガ備長炭を4本で炭火をおこし、寒いなと思ったら薪を少しずつ足していく作戦だ。
昨年の秋にお世話になった橋に散歩にもいく。
やはり月川荘といえばこの橋だな、と思いながら撮影。
平日なので完ソロだと決め込んで来たが、この日は林間サイトにソロの方が1組いらしたようだ。
まだ張ったことはないが、トイレと自動販売機の横から入って行ける。
川に近くなるのでせせらぎは聞こえるが、林間なので空は見えにくく、サイトは土である。
出来れば今回も橋を渡ってバンガローゾーンに張りたかったが、夜から雨の予報だったので今回はテントサイトに設営した。
テントサイトは貸切。
平日を選んだのは、久しぶりにとことん1人きりになりたいと思ったからだった。
ぽつーんとこのサイトに1人きりで張らせてもらうのは昨年の1月以来である。
ビールを飲んで散歩をしたせいもあり、アルコールが回ってきて眠くなり、昼寝をする。
自分の寝息(いびき?)で目を覚ますと、トワイライトゾーンが始まっていた。
久しぶりにソロの焼鳥キャンプ。
ファイアグリルでの焼鳥は、焦げもせずジューシーにふっくらと焼きあがった。
「焚火台は、やっぱりよく出来てるんだな…」とボソッとつぶやいてしまう。
気温は3〜4℃程度で焚火がないと耐えられない寒さだ。
焚火台の手前を炭火ゾーンにして焼鳥とエリンギを焼き、奥を薪ゾーンにして暖をとった。
調理&暖房としての機能も十分だ。
これなら寒い時期のファミリーキャンプでも家族4人が暖まりながら食事を作れる。
もし今の焚火台が壊れたら、ファミリー向けにファイアグリルLを買ってもいいなと思った。
「今回で我家にとって50回目のアウトドアなんだ(実は51回目だったが…)。節目だしさ、ブログもそろそろやめようと思ってるんだ」
山猫は前回のファミリーキャンプの日川浜ACでの夜、ママと話した会話を思い出していた。
「え?ほんとに?じゃあいったい誰が家族のアルバムを綴るのよ」
「お前がやればいいんじゃないか」
「あたしはやだ、恥ずかしいよ。ふ〜ん…なんでブログやめちゃうの?」
「いや…もう欲しかったテントも買っちゃったしさ。欲しかった道具も全部揃って、もう欲しいものが見当たらないんだよ。本当はさ、サウスフィールドのテントで3年くらいはキャンプして、ゆっくりキャンプの事を勉強したり道具を揃えたりってやりたかったんだ。でもさ、もう何だか俺、やり切っちゃったような気がしてさ…」
「ふ〜ん…それはそうとさ、サラミ切った?あたしにもくれないかな」
そう、山猫の長くなりそうな話しを、ママに華麗にスルーされた、あの夜を思い出していたのだ。
1人きりのこの夜、今回は相棒たちに話しかけてみた。
「なぁ、そろそろ俺、ブログをやめようと思ってさ…」
だがマスターヘキサも286Aも、少し顔を見合わせた後、何も喋らない。
「別にブログのためにキャンプをしてる訳じゃないんだよ。それは間違いない。俺は間違いなくキャンプが好きなんだ。それでさ、少しブログとかそういうのから離れてキャンプをしてみたくなったんだよ。どう思う?」
だが、マスターヘキサも286Aも何も答えてはくれなかった。
そうだ、彼らにはそんな事は関係ない話しなんだ
「それは山猫さんの問題であって、私たちの問題ではないと思うんです…」と286Aが小声でつぶやいた様な気がした。
山猫は独り、ビールからバーボンに切り替え、暗くなった夜の闇を眺めながら煙草を吸った…
ひな祭りだったこの夜、ママから子供たちの写真が送られてくる。
コチラモ、ノンビリシテイルと返信する。
焼鳥で満腹になったので、〆にラーメン。
時刻は21時半頃で、焚火を始めてから既に5時間前後が経過しているが、ハイブリッド焚火の効果で薪はまだ1束目をようやく半分使い切った程度だった(すごい燃費だ)。
予報通り夜から降ってきた雨が幕を叩く音を聞きながら就寝。
朝も激しい雨音で目を覚ます。
焚火もおこしたが、風が強く、外にいるのは少し不快なレベル(風速4m程度か)だったので、テントの前室で508Aで暖まる。
珈琲も飲んで朝の身体を温めた。
風は強いが、この風が雲を運んでいくのだろう。
予報通り晴間が見えて来た。
橋を渡ってバンガローゾーンに散歩に行ってみる。
川添いのスペースはなかなか素敵だ。
いつかここで張ってみたい。
昨年の秋に張ったところは直火の後で凄いことになっている。
キャンプ場が直火を認めているのだから仕方ないが、これでは気持ちよく設営ができるような気はおきなかった。
サイトに戻ってから残った薪を燃やし尽くした。
この頃には風もだいぶ弱くなり、晴れて気温は急激に上昇。
諦めていた乾燥撤収に希望が出てきたので、幕を雑巾でふきあげて、何とか乾燥させた。
ついでにキャンプを始めてから初めて、ペグも綺麗に洗ってみた。
前回の雨撤収で泥だらけだったのだ。
山猫がキャンプを始めてから、最も多くリピートさせてもらった月川荘さん。
このキャンプ場で、疑問に思っていたこと、幕の設営パターン、キャンプの段取り、電源なしの冬キャンプ練習やキャンプの友人たちとの語らいなど数え切れないほどの経験をさせてもらった。
そして、やっぱり俺は節目を迎えたんだなと、今回のソロで山猫は確信をした。
キャンプを始めて、その楽しさにどはまりして…
今もまだまだ未熟なキャンパーだけれど、とりあえず山猫のキャンプは前回のファミリーキャンプで間違いなく節目を迎えたのだ。
家族でオールシーズンのキャンプが出来た。
子供も大人もみんな楽しんでるキャンプが出来た。
お気に入りの幕と道具に囲まれて、何の不満もない楽しさに包まれたキャンプが出来た。
振り返れば、40歳を過ぎて炭火のおこし方も知らなかったし、テントなんて張ったこともなかった。
出かけるよりはうちで寝ている方が好きなインドアで人見知りなおっさんが、整備されたキャンプ場での話しとはいえ四季を通じて家族でキャンプを楽しめるようになった。
本当にただそれだけの過程を、約2年半の間書き綴ってきただけだけれど、それでもこれをもって、
山猫、野生に還る!?
とさせて頂きたいと思いますm(__)m
この2年半の間にブログをやっていたことで、自分は絶対やらないだろうと思っていたグループキャンプにも参加させてもらいました。
そしてそんな中で、キャンプの友人と呼べる方々まで出来ました。
すべてにびっくりです。
また前回の記事で初めてコメントを頂いたり、お気に入り登録を頂いたりした方には突然過ぎて何だか申し訳ないのですが、誠に勝手ながらこれにて1度ブログをお休みにしたいと決めました。
キャンプはもちろんこれからも続けます。
ただ、少しブログから離れてキャンプをして見たいという気持ちが大きくなったのが理由です。
こんな独りよがりなブログに訪問してくださり、応援してくれた皆様、そして友人たち、本当にありがとうございましたm(__)m
このレポをもってご挨拶に変えたいと思いますので、コメント欄は閉じております。
そして、皆様の楽しいキャンプライフが続くことを心より祈っております。
〜おまけ〜
ブロ友の皆さんがあまりにも楽しそうにポチポチやってるから、キャンプの帰り道で衝動買いしてしまいましたw
珈琲がたまらなく好きになってしまったのも、やはりキャンプの友人のお陰です。
「次回のキャンプ?そうだな、このパーコレーターでコポコポと音をさせながら珈琲をいれて見るよ。きっといい香りがサイトに漂うと思うんだ。もちろん味の保証はないけどね」
そう呟いて、山猫は去って行ったのだった…
最後までお読み頂きありがとうございました。
〜山猫、野生に還る!? 完〜
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