2015年01月02日
CAZU#2 凍える夜と暖かいハートの巻
2014年12月 オヤジソロ忘年会”冬の陣”
埼玉県飯能市 CAZU
続きは夜からです。
埼玉県飯能市 CAZU
続きは夜からです。
設営を完了すると時刻は既に16時を回っていた。
この季節のCAZUの河原は1日中日が差し込まない日陰で、日没後はあっという間に暗闇に包まれる。
「山猫さん、焚火スペースはどの辺にしますか?」とゆうにんさんが聞いてくれる。
薪が使い放題なので、1人ひとつの焚火台4台で外に陣取った。
風は緩やかだが気温は2℃前後で、少しでも焚火から離れると凍えるほどの冷気が襲ってくる。
「Flagさんのランドロックの中で食事でも構いませんよ」と山猫は言ってみる。
「・・・これだけ薪を気にせずに使えるならまったく問題ないですよ、全然大丈夫です」と、ゆうにんさん。
「全然いけますね」とクワトロさんも平然と応え、Flagさんは黙って頷いてくれる。
彼らはおそらく知っているのだ。
もしシェルターに入ろうと言ったら、山猫も素直に中で食事をするであろうことを。
そして、それは山猫がやりたいキャンプではないということを…
もう2年もの間、お互いのブログを読みあい交流してきた仲間たち。
〜こんな感じでやりたかったんでしょ、今夜はつきあいますよ、ちょっと寒いけどね〜
そんな彼らの声が聞こえたような気がした。
皆さん、かっこよ過ぎですよ!
そう思いながらも、山猫はどっぷりと甘えさせてもらうことにした。
焚火だけを暖房に冷たい冬の空気を肌で感じる。
そう、冬は寒いものなのだ…
自作のロケットストーブでクワトロさんが牡蠣を焼いてくれる。
「はい、焼けましたよ。はい、どうぞ」と1つ焼ける度に配ってくれた。
「こっちではね、1ついくらって買ったことはないですね。だいたいがkgでいくらなんです。今回は3kg持ってきました。少ないけどどうぞ」
遠距離の長旅で間違いなく疲れていたはずだが、次々に牡蠣を焼き、殻を剥いてくれる。
結局、1人10個前後の牡蠣を頂いただろうか。
「牡蠣って、こんなに何個も食べていいもんなんですね〜」とFlagさんが驚嘆の声をあげる。
山猫もまったく同感だ。
こんなに贅沢な食べ方はきっと初めてだろう。
持参した牡蠣をすべて焼き終わると、ついに力尽きて出航するクワトロさんw
「ソロキャンプは好きですね。1人になるのは嫌いじゃないんですよ」と話してくれた。
ご本人のブログを見ると大勢で賑やかにやるグルキャンのイメージが強いが、実は酔って騒ぐような方ではなく、じっと人の話しに耳を傾けながらお酒を飲む方だった。
※耳を傾けている間に出航しがちだが…w
そして仕事でも山猫と通じるところが多い事が分かったクワトロさんの人の味、今回は堪能させてもらいましたm(__)m
この後、小一時間で再起動を果たし、のんびりとお話しすることができた。
来年もお待ちしてますよ!
大勢でのグループキャンプでは場を盛り上げて楽しませてくれるゆうにんさん。
※ちなみにこの写真ではゴリゴさんの口真似をしていますww
でもこうしてしっぽりと呑んでいる時は、常にクールでいつも人のことをよく見ていてくれる方だと分かる。
山猫にとってはやはり軍師のイメージなのだ。
今回は焼肉のハラミと牛タンを持参してもらい、山猫のカルビと一緒に、牡蠣が焼けるのを待つ間、焼肉コンビをしてもらった。
さらに賀茂鶴の熱燗ヴァージョンもご馳走になり、寒い夜の焚火とともに我々を温めてくれることになった。
ゆうにんさんが居なければ、こうして2年連続でキャンプ忘年会で集まる事もなかったかも知れない。
もしかしたら秋の陣だって実現出来ていなかったかも知れない。
なぜか自然に、周りに人が集まってくるような雰囲気をもつ人に、何年かに1人ほどめぐり合う事があるものなのだ。
「え?もしかして山猫さんはまだテンティピを諦めてなかったですか。私はね、これからも全力で山猫さんの△テントを阻止しますよ!」
こらーw
キャンプ場では瞳がどんどん少年に戻っていくFlagさん。
この写真もモザイクをはずしたいくらいの最高の笑顔だった。
「私はね、別にスノーピーカーじゃないんですよ。本当に良いものはどれなんだって考えていったらスノーピークになっただけなんです。ピーカーなんて呼ばれるのは心外なんですよ」
とても優しいジェントルマンな人なのだが今回のキャンプでは毒舌全開で登場された。
ダークFlagの降臨だw
ここで今回のダークな話しの数々はとても書けないが、にこにこ笑いながら毒舌モードのFlagさんに今回も笑わせてもらった。
だがその後、
「いやぁ、でもあのツインブラザーズのインナーは面白かったですねw」
「最近はツーバーナーからノンバーナーへ移行しようとしてますよねw」などと突っ込まれていたのは言うまでもない。
昨年に続いて、Flagママさん仕込みの鍋をご馳走に…
なるはずだったが、
クワトロさんの牡蠣と焼肉ですっかり満腹になったおっさん達は、鍋を頂く余力がなくなっていた。
「これを残して帰るわけにはいかないんですよぉ〜、食べましょうよ〜」というFlagさんに、
「いや、私はもう大丈夫かな」
「もう具材がトロトロになるまで煮込んでみたらどうです?そしたら飲めるかも知れませんよ」
などと好き勝手な事を言うおっさん達…
※Flagママさん、すいません(^_^;) 今回は凍てつく翌朝の朝食としてありがたく頂きました!またお願いしますm(__)m
気温は0℃前後まで下がり、空には星が輝いている。
山猫のきみまろズームでも、なんとか星を捉えることに成功。
念願だった幕と星空の写真もどうやら撮影成功だ。
焚火から離れて撮影をしていると凍えて来るので、焚火に戻る→温まる→シャウエッセンを焚火で炙る→また撮影に向かうというのを繰り返した。
おっさん4人の話しは延々と続き、今年も父であり夫であり、働く戦士でもあるおっさん達の1年の締めの夜になった。
山猫も色々とお話しさせて貰ったが、ネタにされるのも弄られるのもウェルカムではあるが、北極熊の話しはオフレコでお願いしたいものだ。
いや、オフレコでお願いしますw
気温は完全に氷点下へ。
0時過ぎにお開きになり、皆さんがテントに入った後も少しだけ、独りで焚火をさせて貰った。
20分ほど炎を眺めていると、
「こんばんは。火の用心で回ってます。あちらの橋から火が見えたもので、一応見回りに来ましたが、こんな感じなら心配なさそうですね。気をつけて、お休みなさい」
地元の消防団の方がキャンプ場の河原まで見回りに来てくれたのだった。
真冬の河原で焚火をしながらキャンプをしている人間を見たのは、もしかしたら初めてだったのかも知れない…
「ご苦労さまです、お休みなさい」と丁重に応えて見送った。
本当に寒い夜にご苦労様である。
彼らのおかげで町は今日も守られているのかもしれない。
そんなことを思いながら、ようやく山猫もテントの中に入りシュラフに包まるのだった。
さらに撤収日につづく…
この季節のCAZUの河原は1日中日が差し込まない日陰で、日没後はあっという間に暗闇に包まれる。
「山猫さん、焚火スペースはどの辺にしますか?」とゆうにんさんが聞いてくれる。
薪が使い放題なので、1人ひとつの焚火台4台で外に陣取った。
風は緩やかだが気温は2℃前後で、少しでも焚火から離れると凍えるほどの冷気が襲ってくる。
「Flagさんのランドロックの中で食事でも構いませんよ」と山猫は言ってみる。
「・・・これだけ薪を気にせずに使えるならまったく問題ないですよ、全然大丈夫です」と、ゆうにんさん。
「全然いけますね」とクワトロさんも平然と応え、Flagさんは黙って頷いてくれる。
彼らはおそらく知っているのだ。
もしシェルターに入ろうと言ったら、山猫も素直に中で食事をするであろうことを。
そして、それは山猫がやりたいキャンプではないということを…
もう2年もの間、お互いのブログを読みあい交流してきた仲間たち。
〜こんな感じでやりたかったんでしょ、今夜はつきあいますよ、ちょっと寒いけどね〜
そんな彼らの声が聞こえたような気がした。
皆さん、かっこよ過ぎですよ!
そう思いながらも、山猫はどっぷりと甘えさせてもらうことにした。
焚火だけを暖房に冷たい冬の空気を肌で感じる。
そう、冬は寒いものなのだ…
自作のロケットストーブでクワトロさんが牡蠣を焼いてくれる。
「はい、焼けましたよ。はい、どうぞ」と1つ焼ける度に配ってくれた。
「こっちではね、1ついくらって買ったことはないですね。だいたいがkgでいくらなんです。今回は3kg持ってきました。少ないけどどうぞ」
遠距離の長旅で間違いなく疲れていたはずだが、次々に牡蠣を焼き、殻を剥いてくれる。
結局、1人10個前後の牡蠣を頂いただろうか。
「牡蠣って、こんなに何個も食べていいもんなんですね〜」とFlagさんが驚嘆の声をあげる。
山猫もまったく同感だ。
こんなに贅沢な食べ方はきっと初めてだろう。
持参した牡蠣をすべて焼き終わると、ついに力尽きて出航するクワトロさんw
「ソロキャンプは好きですね。1人になるのは嫌いじゃないんですよ」と話してくれた。
ご本人のブログを見ると大勢で賑やかにやるグルキャンのイメージが強いが、実は酔って騒ぐような方ではなく、じっと人の話しに耳を傾けながらお酒を飲む方だった。
※耳を傾けている間に出航しがちだが…w
そして仕事でも山猫と通じるところが多い事が分かったクワトロさんの人の味、今回は堪能させてもらいましたm(__)m
この後、小一時間で再起動を果たし、のんびりとお話しすることができた。
来年もお待ちしてますよ!
※牡蠣も待ってますw
大勢でのグループキャンプでは場を盛り上げて楽しませてくれるゆうにんさん。
※ちなみにこの写真ではゴリゴさんの口真似をしていますww
でもこうしてしっぽりと呑んでいる時は、常にクールでいつも人のことをよく見ていてくれる方だと分かる。
山猫にとってはやはり軍師のイメージなのだ。
今回は焼肉のハラミと牛タンを持参してもらい、山猫のカルビと一緒に、牡蠣が焼けるのを待つ間、焼肉コンビをしてもらった。
さらに賀茂鶴の熱燗ヴァージョンもご馳走になり、寒い夜の焚火とともに我々を温めてくれることになった。
ゆうにんさんが居なければ、こうして2年連続でキャンプ忘年会で集まる事もなかったかも知れない。
もしかしたら秋の陣だって実現出来ていなかったかも知れない。
なぜか自然に、周りに人が集まってくるような雰囲気をもつ人に、何年かに1人ほどめぐり合う事があるものなのだ。
「え?もしかして山猫さんはまだテンティピを諦めてなかったですか。私はね、これからも全力で山猫さんの△テントを阻止しますよ!」
こらーw
キャンプ場では瞳がどんどん少年に戻っていくFlagさん。
この写真もモザイクをはずしたいくらいの最高の笑顔だった。
「私はね、別にスノーピーカーじゃないんですよ。本当に良いものはどれなんだって考えていったらスノーピークになっただけなんです。ピーカーなんて呼ばれるのは心外なんですよ」
とても優しいジェントルマンな人なのだが今回のキャンプでは毒舌全開で登場された。
ダークFlagの降臨だw
ここで今回のダークな話しの数々はとても書けないが、にこにこ笑いながら毒舌モードのFlagさんに今回も笑わせてもらった。
だがその後、
「いやぁ、でもあのツインブラザーズのインナーは面白かったですねw」
「最近はツーバーナーからノンバーナーへ移行しようとしてますよねw」などと突っ込まれていたのは言うまでもない。
昨年に続いて、Flagママさん仕込みの鍋をご馳走に…
なるはずだったが、
クワトロさんの牡蠣と焼肉ですっかり満腹になったおっさん達は、鍋を頂く余力がなくなっていた。
「これを残して帰るわけにはいかないんですよぉ〜、食べましょうよ〜」というFlagさんに、
「いや、私はもう大丈夫かな」
「もう具材がトロトロになるまで煮込んでみたらどうです?そしたら飲めるかも知れませんよ」
などと好き勝手な事を言うおっさん達…
※Flagママさん、すいません(^_^;) 今回は凍てつく翌朝の朝食としてありがたく頂きました!またお願いしますm(__)m
気温は0℃前後まで下がり、空には星が輝いている。
山猫のきみまろズームでも、なんとか星を捉えることに成功。
念願だった幕と星空の写真もどうやら撮影成功だ。
焚火から離れて撮影をしていると凍えて来るので、焚火に戻る→温まる→シャウエッセンを焚火で炙る→また撮影に向かうというのを繰り返した。
おっさん4人の話しは延々と続き、今年も父であり夫であり、働く戦士でもあるおっさん達の1年の締めの夜になった。
山猫も色々とお話しさせて貰ったが、ネタにされるのも弄られるのもウェルカムではあるが、北極熊の話しはオフレコでお願いしたいものだ。
いや、オフレコでお願いしますw
気温は完全に氷点下へ。
0時過ぎにお開きになり、皆さんがテントに入った後も少しだけ、独りで焚火をさせて貰った。
20分ほど炎を眺めていると、
「こんばんは。火の用心で回ってます。あちらの橋から火が見えたもので、一応見回りに来ましたが、こんな感じなら心配なさそうですね。気をつけて、お休みなさい」
地元の消防団の方がキャンプ場の河原まで見回りに来てくれたのだった。
真冬の河原で焚火をしながらキャンプをしている人間を見たのは、もしかしたら初めてだったのかも知れない…
「ご苦労さまです、お休みなさい」と丁重に応えて見送った。
本当に寒い夜にご苦労様である。
彼らのおかげで町は今日も守られているのかもしれない。
そんなことを思いながら、ようやく山猫もテントの中に入りシュラフに包まるのだった。
さらに撤収日につづく…
Posted by 山猫 at 22:59│Comments(0)
│2014キャンプ物語
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